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2003.12.17

「少女たちの遺言」(1999)

かなり古いネタですが、Kaoristics on WWWからの話題。
韓国映画「少女たちの遺言」(1999)という作品があるそうです。
# Kaoristics on WWWは私の知る限り、最も古い「百合」系情報サイトの
# 一つです。1993年頃、このサイトの前身がすでに存在していたような・・・。
# このサイトの話題は渋いのが多いですね。さすがです。

実は私は知らなかったのですが、ここのレビューを読む限り、「百合」的にも
なかなか面白そうです。DVDが出ているようなので、探してみましょ。
レビューサイトを見た感じ、日本で「百合」的にも評価の高い、
「櫻の園」(1990)(原作は吉田秋生・作 1985-1986)という映画を想起させますね。
「少女たちの遺言」はもっとドキュメンタリーぽい作品みたいですが。
# しかし、女同士の関係を安易に怪奇ネタにするのならイヤかも。
# 「吸血鬼カーミラ」レ・ファニュ作(1871-1872)という古典怪奇小説を思い出します。

私は、中国、韓国から優良な「百合」物件が出てくる
可能性は、高いと考えています。
かつて日本がそうであったように、儒教思想的、男性優位的な社会だと
吉屋信子のような作家が出てくる芽が常にあると思うからです。

実際、19世紀の中国にレズビアンの詩人、Wu Tsaoという人がいたようです。
(ちょっと年代が違いすぎるか・・・)
詳しくは→ここ(英語ですが)

もっとも、日本語に翻訳される可能性は非常に低そうですが・・・。

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コメント

>「櫻の園」(1990)(原作は吉田秋生・作 1985-1986)

吉田の原作もいいのですが、また違った魅力のある映画でしたね、当時駆け出し(?)のつみきみほの視線というかクリッとした目が印象でした。

映画の「櫻の園」は同性愛的な部分を強調していましたね。
なかなか綺麗な映像でした。
でも、強いて上げるなら、原作の方が好きですね。
青春時代特有の心の揺れ動きみたいなのが、
実に巧みに表現されていました。

私も吉田秋生の中でも「櫻の園」は好きな作品です。

>青春時代特有の心の揺れ動きみたいなのが、実に巧みに表現

という意味ではわりと最近の作品ですが「ラヴァーズキス」が好きです、三人の視線で同じ作品を構築していく手法と表現力が素晴らしく、さらに磨きがかかった感じがします。

「ラヴァーズ・キス」は1995年ですね。
思わず全部読み返してしまいました。
ヘテロな恋愛物と思わせて、男女6人の(同性愛を含む)関係を
徐々に描いてゆく手法は、並みの作家ではできないと思います。

そうそう、去年くらいにこの作品も映画化しています。
実は未見なのですが、DVDが店頭にあればゲットしたいですね。

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