2014年8月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

リンク

« 「白い部屋のふたり」(1975)山岸涼子・作 | トップページ | 「大運動会」と「マリア様がみてる」声優ネタ »

2003.12.04

「飴色紅茶館歓談」(2003)藤枝雅・作

昨日、他の(しかも歴史的にも有名な)作品に比較する形で批判めいたことを
書いてしまったので、今日はちゃんと感想を書きます。
掲載誌は一賽舎の「コミックゼロサムWARD」2003年秋号
つい最近出たので、本屋に行けば入手は容易だと思います。

作者は同人誌「Lis」でも甘々「百合」を読ませてくれた藤枝雅氏。
流行りっぽいかわいい感じの絵柄とちょっと固い感じのタッチという印象の絵柄。
あと、作者は男性作家のようだけど、「百合」好きを自称しているような人だ。

さて、この作品だけど・・・一言で言えば消化不良な気がする。
「百合」的に力点を置いているのはよく分かるし、そういうのは「百合」好き
にはうれしいのだけど、マンガとしていまいちっぽいのだ。
自分が一般マンガをほとんど読まない人間だからかもしれないけど、
全体的に分かりにくい。似たようなキャラデザで、同じコスチュームだからとか、
そういう理由もあるのだけど、話の展開がつかみにくいというか・・・。
しかも悪いことに、よく分からないまま、後半のシリアスに入るので、
ちょっと置いていかれた感じがするのだ。
※かわいい絵柄やコスチュームが嫌いなわけではないので。念のため。

藤枝氏はこれくらいのページ数のマンガに慣れていないのではないかと思う。
主人公である2人の女の子の関係(心理描写)も、もうちょっとはっきり表現して
欲しかったな。(遊びのシーンに意味深な行動を入れるとか)

とまあ、不満を沢山描いたけど、藤枝氏はかなりのチャレンジャーだと思う。
「ゼロサムWARD」って意外と硬派な感じがするコミック誌で、
かわいい絵柄ってこの作品くらいなモノだ。しかも、どちらかというと
女性向けとも思えるキャラデザの作品が多い中で、「百合」作品を
出すというのは、かなり勇気がいったと思う。
(あとがきでもそういうことを書いていたけど、担当は逆に
アクセントとしての効果を狙ったかもしれない)

あとがきと言えば、「どっかいいトコがあれば」とかちょっと
意味深なことも書いていたなあ。
やはりこういう作家こそ「百合姉妹」月刊化(するのか?)の
暁にはメインの作家になってほしいところだ。
しかし、「百合姉妹」は稿料安そうだから・・・(汗)

しかしながら、また一人「百合」を志向する作家がデビューしたことを
正直にうれしいと思います。

« 「白い部屋のふたり」(1975)山岸涼子・作 | トップページ | 「大運動会」と「マリア様がみてる」声優ネタ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/705/5999

この記事へのトラックバック一覧です: 「飴色紅茶館歓談」(2003)藤枝雅・作:

» 百合ブーム [世間虚仮 唯萌是真]
マリ見て以来、オタク系のショップでコバルト文庫や「百合姉妹」などが並んでる風景はすっかり当たり前のものになってるわけですが、やはり少しは男のオタクでも百合の歴史... [続きを読む]

« 「白い部屋のふたり」(1975)山岸涼子・作 | トップページ | 「大運動会」と「マリア様がみてる」声優ネタ »