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2003年12月

2003.12.31

2003年の百合ニュース・第1位

私の視界に入った、独断と偏見の「百合」ランキングです。

栄光の第1位「国書刊行会から『屋根裏の二處女』復刻される」です。

第一位は吉屋信子・作「屋根裏の二處女」(1920)の復刻にしました。
国書刊行会からはこれ以外に「わすれなぐさ」(1932)「伴先生」(1938)と3冊、
そしてゆまに書房からも数冊の復刻がありました。
(その中でも「返らぬ日」(1927)はおすすめです)
これらの復刻も含めて一位としました。

今年、吉屋信子作品の復刻が叶ったのは、世間で「百合」ブーム
だったからではなく、没後30年の記念です。(表向き)
「百合元年」が吉屋信子の没後30年というのは、なんとなく
縁を感じますね。

第一位が復刻というのは寂しい、と思われるかもしれませんが
この作品の「百合」としての内容の良さと、いままで入手不可能と
言われていたレア性が一位の要因です。
(私も、入手はあきらめていました)

この作品には、若かった吉屋信子が「文学」を書こうとした
いきこみが感じられます。解説にもあるように、多少空回り
している感もありますが、その初々しさが、80年も前の作品と
「百合元年」と、なんだかマッチングして思えたりします。

吉屋信子がこの作品以降ビッグになっていったように、
来年以降の「百合」もさらなる飛躍ができることを祈っています。

2003.12.30

2003年の百合ニュース・第2位

私の視界に入った、独断と偏見の「百合」ランキングです。

第2位「『マリア様がみてる』4冊発売」です。

3位と2位は微妙だったのですが「マリア様がみてる」があったから
「百合姉妹」「百合天国」も企画・発売されたということは
明らかなので、こちらを2位にしました。

今年は以下の4冊が発売されました。


  • 「真夏の一ページ」
  • 「涼風さつさつ」
  • 「レディ、GO!」
  • 「バラエティギフト」

私が最初にこのシリーズを知ったのは2巻目の「黄薔薇革命」(1998)
が発売された直後だったと思います。
そして、最新作「バラエティギフト」は数えて16冊目です。

確かに「マリア様がみてる」はかなり前から「百合」系サイトでは
別格扱いだったのですが、個人的にはこんなに続くとは思っても
いませんでした。現在の状況は以前から「百合」を求めていた人間に
とっては、奇跡にも近いことです。

けれど、私はあえて最近の作品に苦言を呈したいと思います。
一番言いたいのは、緊張感がないということです。
確かに、イベントドリブンな話は、読んでいて楽しいし、
癒してもくれます。しかし、薔薇さま卒業前には存在していた
そこはかとない緊張が薄くなったのは残念なことです。

しかし、来年はいよいよ祐巳の妹が決定。由乃さんの妹も・・・?
というドラマチックな展開が予想できるので、
緊張感は嫌でも出てくると思います。楽しみですね。

# 「マリア様がみてる」の初期作品からほとんど、リアルタイムで
# 読めていたということは、今考えると幸せなことでした。

2003.12.29

2003年の百合ニュース・第3位

私の視界に入った、独断と偏見の「百合」ランキングです。

いよいよ第3位「『百合姉妹』『百合天国』発売」です。

実は2位にしようかと迷ったのですが、3位にしました。
ライトな「百合」漫画のアンソロジーとしては、過去に
「EG」MOVIC・刊(1994)があったのですが、今年になるまで、
実に8年間も、この分野は空席状態だったのです。

これが、今年一気に3冊発売!これは本当に大事件です。
しかも、クオリティーは3冊とも「EG」と同じか、上回っているレベルです。

しかしながら、問題は「百合姉妹」にしろ「百合天国」にしろ
続くかどうかです。前者は3巻までは確定していますが、これに
続く出版物が出現するかどうか。来年の注目すべき事柄の一つです。

# 個人的にはレズもののレディースコミック誌「美粋」(ミスト)宙出版・刊
# 程度には続いて欲しいですね。
# 記憶が確かなら、隔月刊で4年続いたと思います。

2003.12.28

2003年の百合ニュース・第4位

私の視界に入った、独断と偏見の「百合」ランキングです。

第4位「『マリア様がみてる』漫画化開始」です。

個人的に漫画化の方が驚き度が大きかったし、12/20で6話まで
しっかりしたクオリティーで漫画化されているということで第4位にしました。

原作の1巻分が終了したら、感想を書くという方針を立てた手前、
ここでは感想は書きませんけど、ある一点をのぞいて漫画版には
満足しています。
漫画版の長沢智氏は、実際かなり良くやっていると思います。

しかし、当初から漫画版の掲載紙が「マーガレット」だったという
ことに不安を感じていたのですが、実際のところ、漫画版「マリア様がみてる」
「マーガレット」のネイティブな読者にはウケているのでしょうか?
「百合」好きとして少々懸念しています。

今日買ったものなど

(実際には、ここ2,3日ですが)

まず「マリア様がみてる バラエティギフト」です。(まだ未読です)
通巻16冊、今年4冊目です。スゴイですね。
でも、考えてみたら、「マリア様がみてる」の単行本化は1998年
からだったから、年平均3冊は出ている計算になります。

次は「『グリの街、灰羽の庭で』安倍吉俊 灰羽連盟画集」です。
これ自体は「百合」というような物ではないのですが、
アニメ版が良いと思った方は記念にどうぞ。

次は「MAKA-MAKA vol.1」岸虎次郎・作です。
GARYUさんの日記を見て買いました。
これ、凄く不思議な作品だと思いました。作品自体ではなく
この作品がどういう読者に向けられているかに対する不思議です。
私の分析魂がうずうずしています(笑)

次は「ヤミと帽子と本の旅人~ロマンス~」桜井綾・作です。
アニメ版がアレなので、ちょっとはオイシイかと思った
のですが、ハズレでした(笑)
恐らく、原作のエロゲーに近い作品ですが、「やっぱりね」という
感じです。

次は「リリアンかわら版」です。
地元のアニメイトでただ二部もらいました(笑)
初公開のアニメ版の一部が載ってましたね。

そうそう、公式Webに声優インタビューが
アップされましたね。聴きましたが・・・
伊藤美紀さんはジェシーの崩れイメージまんまの人でした(苦笑)

2003.12.27

2003年の百合ニュース・第5位

私の視界に入った、独断と偏見の「百合」ランキングです。

第5位「『マリア様がみてる』アニメ化告知される」です。
ついでに「『マリア様がみてる』スーパードルフィ予約開始」です(笑)

今年の「百合」界を震撼させた大ニュース。それが
「マリア様がみてる」のアニメ化告知でした。
しかし、私は実はあまり驚きませんでした。

アニメ化自体には、どちらかと言えば否定的な意見を持っていたのですが、
現在のアニメファンに「マリア様がみてる」は絶対に受けるという、
かなり確信めいた予感を持っていたからです。
(まあ、アニメ版発表前から同人誌界では大ブレイクしていましたが)

現在のアニメ業界には、閉塞感のような不思議な雰囲気が漂って
いると思います。昨日の日記でもちょっと書きましたが、
一般の人間はほとんどアニメのDVDなど買いません。
アニメファンは何十億かけて制作された映画のDVDの、倍の値段を
払って、1話1千万円程度で制作されたアニメのDVDを買っている状況です。
しかも、そのアニメファンも工業生産されたような、「安い美少女」
しか金を使わないようになってきている。
これは大変危険な状況だと思います。

そこで、普通のアニメファンにも受けそうで、それでいて
「安い美少女」ではない、(吉屋信子の小説のような)「本物の美少女」
活躍する「マリア様がみてる」は、この状況をブレイクスルーするのに
最適の作品だと思っていました。

アニメ版のスタッフがそこまで考えていたか、アニメの
発表当時はわかりませんでした。
しかし、アニメ誌でのスタッフインタビューなどを読むにつけ、
本当にそういう意図があったのでは、と思うようになりました。

そして「スーパードルフィ」です。
12/8の記事にも書いたのですが、これは実に安くないシロモノです。
しかし、最初の公式グッズがこれ、というのはかなり暗示的だとは思いませんか?

2003.12.26

2003年の百合ニュース・第6位

私の視界に入った、独断と偏見の「百合」ランキングです。

第6位「『百合』要素ありのアニメ作品、複数放送される」です。

「百合」要素のあるアニメは、年々増加している感じもしますが、
今年もかなりあったようです。

なぜ伝聞表現なのかというと、私は地方在住だし、DVDやレンタルを
利用するにしても、最後まで見るには半年以上の時間差が発生してしまう
からです。

地方アニメファンの良くある嘆きですが、リアルタイムで語れないのは辛いですね。
低ビットレートでも良いから、放送後にインターネットでただで公開する
ようにならないでしょうか。そうそれば、口コミ効果も得られるだろうし、
DVDやグッズの宣伝にもなると思うのですが・・・。

まあ、現在のアニメ業界が、ほんのわずかの----毎月DVDを買うような----
忠誠心の強いオタクによって支えられているのは事実だし、冒険は
しにくいというのはよく分かりますが。
# もっとも、私も「百合」要素があっても、しょーもない作品には
# お金は出しませんけど。

今年はざっと挙げると、以下のような作品があったようです。


この中で最後まで見たのは、「ぷちぷり*ユーシィ」だけなので、どの作品が
良いという評価はできませんが、まあ、沢山あったんだなあ、ということで
ひっくるめて第6位です。
最後まで内容がわかれば、もっと上位にしたかもしれません。

# ただ、これ!という作品がないのも事実です。
# 「百合」要素があるといってもアニメは、友情止まりとか、説明しきれていない(いわゆる「薄い」)
# 「絆」とかが多いので、今後はもっと踏み込んだ作品がでることを期待したいですね。
# 「少女革命ウテナ」のような、超すごい作品が再び現れないかなあ。

2003.12.25

ETYMOTIC RESEARCH ER-4P

百合以外の話もたまには。

注文していたETYMOTIC RESEARCH ER-4Pが届きました。
実は、以前ER-4Sを持っていたのですが、不覚にも
旅先でなくしてしまっていたのです。
# つなぎにBANG & OLUFSEN A8を使っていたのですが、やはり
# 音的に満足できなくて・・・。

私の使っているポータブルプレイヤーではER-4Sの出力はかなり
小さくしか聞こえず、不満に思っていたので、今回ER-4Pに
したのですが、やはりER-4Sの方が音は良いみたいですね。
いわゆる分解能がかなり違うようです。耳障りな音を増幅している
感じもしますし。

でも、単に記憶違いや慣れの問題かもしれません。

# そうそう、これはサウンドハウスで買ったのですが、
# ここは安くて、意外と納期も早くて、なかなかでした。

# 年始に発売されるCDドラマを聴く準備はバンタンです(笑)

2003年の百合ニュース・第7位

私の視界に入った、独断と偏見の「百合」ランキングです。

第7位「深見真・作『少女探偵フジコ』シリーズ2作発表」です。

昨日の記事で最新作「パズルアウト」に失望した内容を書いた手前、ちょっと思い切れない
感じもするのですが、この作品は間違いなく、今年もっとも期待させてくれた
商業小説だったと思います。(最初から期待できる「マリア様がみてる」は除く)

昨日もちょっと書きましたが、深見真氏はこの作品以前の4作は
全て主人公が少年でした。それが、この作品では少女が主人公なのです。
「あの」、深見真氏が少女を主人公にした作品を発表する。
これが期待せずにはおれましょうか!

まあ、結果的には期待したほど「百合」として踏み込んだ
作品ではなかったのですが、シリーズが続けば充分期待できる内容でした。

しかし、先の「パズルアウト」によって、このシリーズが中断。
深見真氏も大幅に路線変更ということになるかもしれません。
(もちろん、確定ではないですが)

# 考えてみたら「パズルアウト」は今年のワーストニュースだったかもしれません。
# 最後に、作者の名誉のために書いておきますが、
# 「パズルアウト」がライトノベルとして、駄作というわけではありませんので。念のため。

2003.12.24

深見真・作「パズルアウト」について

12/21の記事で予定したとおり、私の嘆き節をお聞かせることになりそうです・・・。

かつて、読み始めにこんなに不安があった作品はなかったと思う。
あるとすれば、薔薇様の卒業とともにシリーズ終了では?という恐れを持って
読み始めた「マリア様がみてる いとしき歳月(後編)」(2001)あたりだと思います。

しかし、今回は事情が異なります。
なんとなく、いやな予感がしていたのです。イラストをみると案の定、
あたっている感じがして、読み始めて、さらに不安は確信に・・・。

ここで、この作者の深見真氏ついて語らねばならないでしょう。
この作家は現在まで「ブロークンフィスト」シリーズ3作、「少女探偵フジコ」シリーズ2作、
そして、私自身かなり度肝を抜かれた「アフリカン・ゲーム・カートリッジズ」の都合6冊
発表しているのですが、見事なまでに百合カップルが出てくるのです。
しかも、作者に「好意をもたれた」存在として、なのです。

確かに、「ブロークン」も「アフリカン」も少年が主人公なのだけど、
作者の「古典的ヒロイズムは嫌いだ」「男女の恋愛は必要ない」という
ポリシーみたいなものが感じらたのです。

しかし、今回の「パズルアウト」は上記のポリシーのどちらも弱まったと感じます。
(しかも、百合カップルもでてこない)
結果的に、「百合」要素の全くない作品だったのでした・・・。

まあ、かなり残念だけど、仕方がないでしょう。
小説家とは、小説を売って食わなければならない職業です。
しかるに、「百合」のようなニッチな読者に向けて作品を書くのは
最初から売上を度外視しているのと同じです。
悲しいけど、これって商売なのよね。

まあ、この作品が鼻につかない程度であったことが唯一の救いです。

# それにしても私も「深見真はレズビアン信奉者」といいすぎたかなあ。
# 作者がこの発言を見ている可能性もあるし・・・
# ほめ言葉のつもりだったのですが。

でも、何事もなかったように、次回作は「百合」にしてくれるでしょう!

2003年の百合ニュース・第8位

私の視界に入った、独断と偏見の「百合」ランキングです。

第8位「山岸涼子・作『白い部屋のふたり』入手」です。
(これまた、まことに僭越ながら・・・)

このことは、12/3の記事にも書きましたが、この古典作品を今年に
なってようやく入手できたのです。
いままで、何度もチャンスはあったのですが、そのたびに流してしまっていました。
「古典だから」という思いもどこかにあったかもしれません。

しかし読んでみると、予想以上に良い作品でした。
話としては使い古された感じですが(古典なのであたりまえ)、心理描写が
とても熱くて、深くてよいのです。

個人的に「百合」の一番の読み所は、女の子を好きなる女の子の心理だと
思っているので、この作品はかゆいところに手が届いていました。

それにしても、福原ヒロ子池田理代子の作品といい、
心理描写を熱く語るのは、この時代の少女漫画特有の
表現方法かもしれません。
スポ根が廃れてしまったように、恋根(恋愛根性)も廃れているのでしょうか。
(もちろん、ヘテロなのはどーでも良いですが)

2003.12.23

2003年の百合ニュース・第9位

私の視界に入った、独断と偏見の「百合」ランキングです。

本日の第9位「いくつかの百合志向同人誌が発表される」です。
私はコミケには参加しないので、「百合」志向(非18禁)の同人誌を
入手するすべはかなり限られます。
その中でも、運良く入手でき、心にとまったのは以下のような作品です。


  • ぽぇM。「プーの一族」
  • アトリエ雅「Lis」
  • DILLの数冊

「ぽぇM。」は以前は「マリア様がみてる」のパロディ小説を書いていたのですが、
ここに来て「プーの一族」というオリジナル「百合」小説を出版されました。
「アトリエ雅」も現在の「マリみて」同人誌に影響を与えた(と思われる)
「まりみてのほん 紅」という同人誌を2002年に発表していましたが、
今年になってオリジナルの「Lis」を発表されました。
どちらも、「マリア様がみてる」に影響を受けたと思われる
オリジナル作品(これが重要!!)を発表したのです。

これは非常に重要な事です。
「マリア様がみてる」もいずれは終了します。そのときに「百合」も
一緒に消滅してしまっては意味がないのです。
「マリア様がみてる」が新世代の「百合」の芽を作り出した。
この同人誌界の動きが第9位だと言えるでしょう。
と言っても、楽観はできないのですが・・・。

[備考]
# 「アトリエ雅」主催の藤枝雅氏は、商業誌で「飴色紅茶館歓談」という
# 「百合」漫画も発表されています。偉い!
# この作品の私のレビューはここにあります。

# DILLはかなり前からオリジナル「百合」同人誌を出しておられました。
# 尊敬すべきサークルですね。

# ちなみに「マリア様がみてる」の同人誌はランキングには入れていません。
# 嫌いなのではなく、パロディはあくまでパロディとして、それ相応の
# 評価しかしていない為です。
# パロディが本物を凌駕できるわけがありません。これは私の信条です。

2003.12.22

2003年の百合ニュース・第10位

まことに僭越ながら、私こと虚人ねこが、今年の10大「百合」ニュースを
考えました。そこで、今日から1日ずつカウントダウンして発表しようと
思います。(すみません。どこかのblogのパクリです)
あくまで私の視界に入った、独断と偏見の「百合」ランキングです。

ではまず、第10位「『百合こころ』開始」です。まことに僣越ながら(汗)
ただ、このサイトだけではなく、しぜんさんのアンテナGARYUさんの日記なども
含めて、「百合」情報を統合的に扱おうという動きが出てきたことが第10位です。

# 去年までの「百合」サイトはどちらかというと、コミュニケーションサイトが中心で
# 情報を統合しようという動きは、あまりありませんでした。

私個人も以前からblogを考えていたのですが、個人運営は面倒くさいと
二の足を踏んでいました。
しかし、ちょうど美味い具合にNiftyがblogサービス始めると発表し、
ほとんど眠っていたNiftyのアカウントがあったというのも幸いして
今年中に始めることができたわけです。
ちなみにこのblogは12/2にNiftyが募集を初めて30分以内に登録しました(笑)

しかし、コミュニケーションサイトも以前よりまして重要になったと思います。
個人の目線が反映されるblogだけでは、新しい「百合」情報が入りにくいからです。
私個人で情報を集めるだけのパワーもないですし。
というわけで、来年は鹿之助BBSも活発になったらなあと思います。

2003.12.21

今日買ったものなど

「マーガレット」2004年2号を買いました。
まんが版「マリア様がみてる」の6話です。
12/6に「年内に終わりそう」などと書いたのですが、
終わりませんでした。しかし、それだけ慎重に進めているとも
言えるわけで、ファンとしては歓迎すべきかもしれません。
というわけで、今回も感想は
「原作1巻分が終わったら、まとめて書きましょう。」です。

あと、「パズルアウト」深見真・作(富士見ミステリー文庫)を
読み始めました。かなり不安なこの作品ですが、今のところ・・・
不安は当たっています(苦笑)

まあ、「百合」要素が少しでもあれば、感想に書きますが、
なければ、「百合小ネタ」に私の嘆き節を披露することに
なるでしょう・・・。
それだけ深見真氏への信頼は大きいのです。

2003.12.20

「出撃っ!猫耳戦車隊」(2000)

12/14に書いたけど、改めて読み直していた作品です。

この作品、最初に読んだ時は、それほど「百合」という感じでも
なかったのだけど、時間が経って改めて読み返してみると
意外と良いかも、と思いました。
作者は伊吹秀明氏で、アニメ化された「星方天使エンジェルリンクス」
で有名かも。(これは単に原案だけなのかな)
「エンジェルリンクス」も含めて、いかにも「百合」の息がかかってなさそうな
作家ではあります。
# ちなみにこの作品の出版社は、ファミ通文庫

この作品も「オコトノコ向けライトファンタジー」のご多分に洩れず
女性キャラの心理描写は薄いですが、これが意外と良い効果を
出していると思います。

作品としては戦争物で、主人公の遊月栞里も士官だったりします。
で、栞里は「あずまんが大王」(1999-2002)の榊さんのような
隠れかわいい物好き(バレバレだけど)なのです。
そして、配属された部隊は全員猫耳娘たち。
栞里は同じ戦車に搭乗している上官の猫耳娘ミントに惹かれてゆく・・・。
かわいいと思うけど、上官という構図が結構ツボです。

まあ、このあたりの心理描写はほとんどないのだけど、急速に
仲がよくなっていると感じさせる台詞やシーンが巧い具合に
挿入され、「百合」的にサプライズさせてくれるのです。

猫耳娘たちは、よくあるかわいい系のキャラではなく
どちらかと言えば、人間的です。しかし、巨乳だったりするし
こういう設定は「オコトノコ向けライトファンタジー」の域を出てないと思います。
しかし、心理描写をあまりしない「オコトノコ向けライトファンタジー」
だからこそ、かえって秘めやかな感じがして、とても美味しく感じる作品でした。

最後に好きな台詞。栞里やミントと同じ小隊の誰かが、
酒を飲んで、いちゃついている二人に向けて言った台詞です。

レズの酔っぱらいとエロ猫を引きずり出せ

そうそう、前に感想を書いた「耽美なわしら」I森奈津子・作にもこういう
台詞がありました。真性レズビアン、田中彩子の台詞から。

女兵士だって、同じよ。婦人自衛官の六割は真性レズビアン。
二割は真性とまでいかなくともレズ経験あり。残りの二割も入隊後に
上官に奪われているのよっ。そうにきまってるわ!

なるほど・・・(笑)

2003.12.19

「バトルアスリーテス大運動会」(1997-1998)

今年のアニメ「宇宙のスティルヴィア」を観ていたら、急に見たくなって
なにげにぶっ通しでみてしまった作品(TVアニメ版)です。

# ちなみに「ステルヴィア」は2巻(6話)にして息切れ。
# 「百合」要素はあることがわかっているので、一応最後まで
# 観ると思います。レンタルで。

この作品はもともと、今は亡きSEGAサターンで
ゲームとしてリリースされたのがはじめてだったと思います。
(ゲーム版は、私見では「百合」要素はほとんどなかったようです)

# スタッフのインタビューで、「健康的な尻が描きたかった」という
# 理由で始められた企画だったということを言ってましたね(笑)
# そのため、初期のイラストは尻だけというのもあって、一部で話題になったりしました(笑)

TV化するにあたって、「百合」好きとしては結構期待するところもありました。
というのも、それよりちょっと前に「神秘の世界エルハザード」のCDドラマなどで
踏み込んだ「百合」ネタを披露してくれた倉田英之氏がメインの脚本に
なっていたからです。

結果的に、アニメで「百合」といえば?
という質問があるなら、最初の5つ以内に入っていると思われる作品になったと思います。

確かに、この作品には自身の世界観を壊しかねないほどの
おちゃらけがあるのだけど、シリアス部分のパワーときたら
そういうおちゃらけを払拭して余りある出来になっていたと思います。
しかも、単純なお涙頂戴ではなく、「熱いドラマ」になっていたことが
何より好感が持てます。

物議をかもした「超運動会」編にしても、カーテンコールというか
昔の映画でスタッフロールにNGシーンを流すような、純粋な
ファンサービスだと思えましたし。
# ネリリ星人も突然出てきた設定でもなく、一応は伏線もあったし。
本当に最後の最後まで楽しませてくれた作品でした。

しかし、あかり、一乃、クリスの三角関係をそのままにして
終わらせるというのは、アニメの限界を感じました。
# 「少女革命ウテナ」(1997)や「NOIR」(2001)などの例外はあります。
# 当然、これらの「例外」は自分のなかでもトップクラスの評価をしています。

倉田英之氏のこの作品後の活動をみるにつけ、
彼が「百合」的にやりたかったことは、この作品(OVA版も含む)で
やってしまったのかな、と思えてならないです。

2003.12.18

今日買ったものなど

「まんがタイムきらら」2004年1号をゲット。
今月から角綴じになってましたね。
いままで何度も買い逃しているので、これを期に毎月買うようにせねば。
小耳に挟んだ情報では、「百合」度アップしているそうなので
読むのが楽しみです。

「パズルアウト」深見真・作(富士見ミステリー文庫)をゲット。
深見氏は明らかに「百合」を意識した小説を毎回書いています。
今回も・・・と行って欲しいところですが、
イラストを見る限り、今回こそダメかも・・・。

「探偵王女フジコ」シリーズをやって欲しかったけど
この新作が出たと言うことは、もうやらないのかな(泣)

今までいくつかの「百合」作品を出している富士見ミステリー文庫
でさえ、作者の思い通りにはやりにくいんですね・・・。ああ無情。

2003.12.17

「少女たちの遺言」(1999)

かなり古いネタですが、Kaoristics on WWWからの話題。
韓国映画「少女たちの遺言」(1999)という作品があるそうです。
# Kaoristics on WWWは私の知る限り、最も古い「百合」系情報サイトの
# 一つです。1993年頃、このサイトの前身がすでに存在していたような・・・。
# このサイトの話題は渋いのが多いですね。さすがです。

実は私は知らなかったのですが、ここのレビューを読む限り、「百合」的にも
なかなか面白そうです。DVDが出ているようなので、探してみましょ。
レビューサイトを見た感じ、日本で「百合」的にも評価の高い、
「櫻の園」(1990)(原作は吉田秋生・作 1985-1986)という映画を想起させますね。
「少女たちの遺言」はもっとドキュメンタリーぽい作品みたいですが。
# しかし、女同士の関係を安易に怪奇ネタにするのならイヤかも。
# 「吸血鬼カーミラ」レ・ファニュ作(1871-1872)という古典怪奇小説を思い出します。

私は、中国、韓国から優良な「百合」物件が出てくる
可能性は、高いと考えています。
かつて日本がそうであったように、儒教思想的、男性優位的な社会だと
吉屋信子のような作家が出てくる芽が常にあると思うからです。

実際、19世紀の中国にレズビアンの詩人、Wu Tsaoという人がいたようです。
(ちょっと年代が違いすぎるか・・・)
詳しくは→ここ(英語ですが)

もっとも、日本語に翻訳される可能性は非常に低そうですが・・・。

2003.12.16

「灰羽連盟」(2002)

今日は、ネタがないので(笑)今年見たアニメ作品の中で
「百合」的に一番良かったと思う作品の感想でも書きます。ネタバレ注意!

その作品は「灰羽連盟」(2002)です。
(放送は去年終わっていますが、DVDで最後までちゃんと
観られたのは今年なので)

さて、この作品。全体的な感想としては・・・
最後まで魅了してくれた作品だったと思います。
アーティスティックな色使いや、キャラクターと、ある意味
青臭いというか同人的というか、観念的な世界観が、
しっかりマッチした作品だったと思います。

結局、「グリの町」ってなんだったのでしょう。
安易に考えたら死後の世界。ちょっとひねったら、ヴァーチャルな
自己啓発(笑)機関ともとれるし・・・
まあ、やはり「モラトリアム」の具象化した世界と考えるのが
適当なんでしょうね。アニメでは「モラトリアム」な世界を
表現する手法は意外と多いのだけど
(有名どころでは「うる星やつら ビューティフルドリーマー」(1984)ね。
「百合」ではないけど)
この作品では、アーティスティックな作画が、うまい具合に説得力を
与えていたと思います。
ただ、この作品の最終的な肝となる、同じ読みで違う意味の
名前というのは、ちょっと説明不足な気がしますね。
このあたりも同人誌的なのかもしれないけど。

肝心な「百合」としては・・・実は、あまり喜べないかもしれないです。
レキは自分の救済のためにラッカにやさしくしていたと
告白するのだけど、これは真実だと思います。
そして、少なくとも、ラッカに救われる前までは
事実上ヒョコ(男)が好きだったわけです。(黄色いケーキ)
こういう構成から考えると、「百合」的にはラッカの一方的な
想いにほかならなかったわけです。
(この「想い」も、ラッカの生まれる前の記憶に関係しているらしいけど、
詳しいことは語られない)
しかし、「百合」的に良いのは、その想いがあまりに一途なところ。
観ていて心が揺れます。

# 後から考えると、ラッカとレキの関係って、池田理代子・作
# 「おにいさまへ…」(1974、アニメ版は1991-1992)の
# 御苑奈々子と朝霞れい(サンジェスト)の関係を彷彿とするところがあります。
# この作品は「おにいさまへ…」ほど、恣意的で悲劇的な
# ストーリーではないので、その分気楽に見られるのですが。

で、この作品の最終的な「百合」の評価としては・・・
やはり名作だったと思います。
良く考えると気になるところも多いけど、ラッカの一途さはやはり
とても引かれるものがあります。感情移入できたところが多いです。

個人的には、たいしたイベントもなく、雰囲気を淡々と
味わわせるような作品は、実はあまり好きではなかったのです。
しかし、この作品は独特の生真面目さというかストイックさというかが
この手の作品にありがちな、クサさというか薄ら寒さを見事に
消していて、私でも美味しく食べることができました。

2003.12.15

「耽美なわしら」I (1995)と「マリア様がみてる」の発表前夜

12/6に書いたことだけど、この作品を「百合」というには
ちょっと抵抗があります、確かに「百合」要素はあるのだけど、
作品のメイン(主人公)がゲイだから、おすすめしにくい、というのが理由なのです。
しかし、この作品はなかなか、「百合」やら「BL」やら「耽美」やらそういう
セクシャルな文化を実にうまくとらえていると思います。
ギャグは個人的にはかなり笑えるし、実は好きな作品なのです。

この作品は男女5人がメインの話なのだけど、この5人のセクシャリティが
面白い。田中彩子(真性レズビアン)、矢野俊彦(真性ゲイ)、
美穂(女のバイセクシャル)、志木昴(男のバイセクシャル)、
相原千里(男のAセクシャル)なのです。
ちなみに、主人公は耽美に憧れる優しきゲイ兄貴、矢野俊彦。
※Aセクシャルとは、男女どちらにも恋愛感情を抱かないタイプの人

説明するのは難しいですが、この5人はシンメトリーというか
機能的にかみ合っている関係になっています。
「百合」的には彩子と美穂の関係が見所なのだけど、この2人はたまにしか
相思相愛にならないという、「百合」的にはちょっと厳しい関係。
しかし、この作品を読んでいくうち、不思議なことに気づきます。
女同士の関係と、男同士の関係は実は、親和性があるのではないか?
ということです。

オタク系から「百合」に入ってきた人間(私もそうだけど)は「BL」系を
忌み嫌っている気がします。
でも「BL」は「百合」の親戚筋に当たるジャンルだと感じます。
「BL」を好きになる必要はないけど、ちょっと広い視野を持つのには
この作品はとても良いと思います。

ちなみに、森奈津子氏はこの作品を年少向けにしたような
「あぶない学園」シリーズ全4巻(1993-1995)(学研レモン文庫)を
出しています。この作品も表面的には、「BL」だけど
実はとても深い「百合」を表現していると思います。

この分野の視野を広げたい人は、お試しを。
ただし、「あぶない学園」シリーズ全4巻の入手はかなり困難です。

そうそう、「耽美なわしら」に登場する相原千里(男)は、売れない少女向け
エス小説を書き続ける、孤高の作家なのです。
しかし、性格はどうしょうもないお子様・・・。

「マリア様がみてる」(1997-)が登場したとき、私は実は
相原千里を思い出してしまいました(笑)そして、相原千里と
同じように、売れないんだろうなと思っていました・・・が、結果はごらんの通り。
しかし、インターネットがなかったら、やっぱり売れなかったのだろうな・・・

あと、この作品のあとがきに興味深い事が書かれています。
同じ、年少向けの作家、高瀬美恵氏と「95年は『お姉様物』を流行らせよう!」
語り合ったというのです。

実際、高瀬美恵氏は「禍つ姫の系譜」シリーズ全5巻(1996-1997)(講談社X文庫)
という「百合」要素有りの作品を書いています。
そして、記憶力のいい人はわかったかもしれませんが、
「マリア様がみてる」1巻(1998)の後書きに、「T瀬センセ」とあります・・・。
そう、森奈津子-高瀬美恵-今野緒雪というつながりがあるわけです。

ちなみに「S島センセ」霧島ケイ氏だと思います「聖ベリアーズ騎士団!」(1996)
(集英社スーパーファンタジー文庫)というなかなかの百合物件を出しています。
(これは、私もかなり好きな作品です)
また、この作品の後書きにも、「一部の友人作家たちの間で、・・・(略)
男同士の愛がちまたに氾濫しているんだから、次はいよいよ少女たちの
愛の世界が主流になるのよ」
と書いています。
で、実際に大ヒットしたのは今野緒雪氏だったということですね。
# 「K川センセ」「楽園の魔女たち」樹川さとみ氏かな?
# 実は「楽園の魔女たち」は未読なのです。冊数が多いので、ためらっています。

私としては森奈津子氏に「百合」ブームを作り出して欲しかった
のですが、歴史とはうまいこと行かない物です。しかし、
「マリア様がみてる」は今野緒雪氏にしか書けなかったというのも事実だと思います。

2003.12.14

今日買ったものなど

本当は昨日だったのですが・・・
「1年777組」愁☆一樹・作(芳文社、MANGA TIME KR COMICS刊)を
買いました。「百合姉妹」にも紹介されている「まんがタイムきらら」
掲載作品の単行本化です。
ちなみに、先に「トリコロ」海藍・作も単行本化されています。

「きらら」が創刊されたとき、かなり驚きました。
「あずまんが大王」(1999-2002)あずまきよひこ・作が大ヒットしていたので、
2匹目のドジョウをねらった、というのはわかるのですが、
最初から「百合」テイストがあったからです。
(「あずまんが大王」にもありますが)

# 4コマみたいなものの方が、自由にやらせてくれるからかな?
# と分析したものです。

あと、これは今日ですが
「キディ・グレイド コンクルージョン」(角川書店)を買いました。
アニメ「キディ・グレイド」の--どちらかといえば--解説本です。
個人的にはイラスト本だと思っていたので、ちょっと残念ですが、
綴じ込みイラストとか、適度に妖しくて良い感じです。

# 実は「キディ・グレイド」はまだ1話も見ていません。
# 10巻のDVD(特典付きなのでどでかい)が封を開けないまま・・・。
# そろそろ一気に見ましょうか。

「出撃っ!猫耳戦車隊」(2000)伊吹秀明・作(ファミ通文庫・刊)を
読み始めました。これも1度は読んでいるのですが、どういう百合だっけ?
と、ふと思ったので読み返しています。

2003.12.13

工画堂スタジオのPCゲームのアニメ化

工画堂スタジオのPCゲーム
「天罰エンジェルラビィ」(2003)と「蒼い海のトリスティア」(2002)のアニメ版がそれぞれ、
2004/1/232004/4に発売されるそうです。
工画堂スタジオといえば、ポルノ一色になってしまったPC美少女系ゲーム業界にあって
ほとんど唯一一般向けを作りつづけている孤高のソフトハウスです。
しかも、「百合」率も決して低くないのです。(これが偉い!)
今回の2作のうち、「トリスティア」は「百合」要素が含まれていることが
わかっています。

この2作と言えば、霧海正悟氏の小説版を忘れてはいけません。
それぞれ「蒼い海のトリスティア 発明工房星降り日記」(2002)
「まじかるトワラー・エンジェルラビィ ウサみみっしょん」(2003)
という小説になっています。(両方ともエニックスEX NOVELS刊)
実は「エンジェルラビィ」はそれほど「百合」!という感じでは
ないのですが、「トリスティア」のほうはなかなかレベル高いと思います。
軟派な感じは好き嫌いありそうですが、「百合」的に巧い締め方をする作家だと思います。

「トリスティア」の方はCDドラマ(全3枚)にも
なっているのですが、これが残念ながら、「百合」っぽくないのです。

やはり「百合」な作品は、それなりに傾倒している人間が
携わらないと「百合」にはならない
、という良い見本だと思います。
アニメ版も霧海正悟氏に脚本か原案をやって欲しいけど、
無理でしょうね・・・。

本音を言えば、同じ工画堂スタジオでも「リトルウィッチ パルフェ」(1999)か
「リトルウィッチ レネット」(1999)をアニメ化して
欲しいところです。
この2つは誰が脚本をしても、それなりの「百合」に成り得る作品だからです。

2003.12.12

主要アニメ誌三誌から

今月の主要アニメ誌三誌が発売されました。
私も普段はアニメ誌は買わないのですが、今月(2004年1月号)は買いました。
もちろん「マリア様がみてる」の記事が乗っているからです。
(同じ理由で11月号も三誌とも買いました・・・苦笑)

三誌とも見開き2ページくらいの記事なのですが、注目すべきは
スタッフのこの作品への方針というか抱負というかが語られている部分です。
具体的にはいかのような発言は注目ですね。


  • 人と人が出会って、どう理解してどう変わってゆくか、というところを
    逃げずに真正面から描いている。(ユキヒロマツシタ監督、アニメージュ)
  • ラブストーリーだなあ、と思います。(吉田玲子・脚本、Newtype)
  • そうした心の動きや美しさを静かに動かして、独特の美意識を再現
    できればと思っています。(ユキヒロマツシタ監督、アニメディア)

これを読んで、わかっているなあ!
こりゃ本当に、楽しみじゃわい、と感じているのですが、
まったく不安を抱かせないのも、なんだか不安になりますね。
「百合」好きはとても臆病な猫だから、たわいのない不安を
いつも抱いているんですね・・・。

そうそう、いわゆる声優のキャラクターソングみたいな企画は
ないという情報も「アニメージュ」にありましたね。
個人的に、ちょっと楽しみだったので残念かも。
でも、こういう方針は英断だと思います。

・・・で、当然ながら、地方在住の私は本放送を見れません。
しかし、どうして「ヤミと帽子と本の旅人」のようなエロエロ作品をやって、
「マリア様がみてる」はやらないんだ!TVQのばかー!!
※エロエロは関係なく、戦略的な放送地域ということでしょうね。

2003.12.11

t.A.T.uアニメ化

ちょっとネタが古いかもしれませんが
t.A.T.u.がアニメ化するそうです。

t.A.T.u.自体は私の百合レーダーには反応しなかったのですが、
これは意外と面白いかも。

#私はゲテモノ好きでもあります。
#内容を知っていながら「ガンドレス」のDVDを買ったりしましたし(笑)
#なお、念のために書いておきますが「ガンドレス」は百合ではありません。(あくまで私見です)

まあ、ドタキャン騒動などあって一般メディアもゲテモノとしか
扱わないかもしれませんが、良い意味で「百合」に傾く可能性は高いと思います。

こういう話題を聞くと、
アニメ「ピンクレディー物語 栄光の天使たち」(1978-1979)を思い出しますね(笑)
実は、ほとんど見たことないのですが、野沢直子がアニメ特番の中で
「レズじゃないの?」と言っていたことだけははっきり憶えています(笑)

アニメ「マリア様がみてる」の声優が教会に集合

アニメ「マリア様がみてる」の声優が教会に集合という記事が、
ImpressのAV Watchに。

露出度が高まったとはいえ、こういうところに関連記事が載る
というのは驚きです。
AV Watchはたまにアニメ関連の記事が載ることがありますが、
こういうのは珍しいと思います。

ちょっと前にも、「日経charactors!」(「日経クリック」12月号臨時増刊)
アニメ版「マリア様がみてる」の小特集が載っていました。
アニメ版「マリア様がみてる」が成功すれば、アニメの新ジャンルを
築く可能性もあるので、業界も注目(?)しているのかもしれませんね。

2003.12.10

「ぽぽたん」1(2003)

ネタがなくなったら、最近見た作品のレビューになります(笑)

今日は批判的言辞を弄するのでこの作品を好きな人は読まないほうが賢明です。

この作品を知ったのはNetnewsだったけ。
目についたので、レンタルで借りてみました。

1巻は2話収録だけど、1話はいかにもエロゲでどこからどこまでも
都合がよい、下心丸出しの展開のクセに、センチメンタリズムだけは雄弁に語るという
最も鼻につくタイプの、ゲロがでそうな作品でした。語るに値しませんね。

2話は確かに「百合」だ。しかし、なんか変。
最大の謎はどうして、悲しい思いをするとわかっているのに
学校に行くのか、である。
彼女らは人間ではないということを暗に言っているので
まったく行く必要はないではないか?
(本当はあるかもしれないが、説明責任のあるこの話で出さないのは
ないもの同然だ)

#偶然にも「百合姉妹」Vol.2でも似たような話があるのだけど、
#こちらははっきり人間だし、変なところはない。むしろ、なかなか良い作品だ。

要するに、別れのセンチメンタリズムだけを演出するために、わざわざ
学校に行っているとしか思えないだ。
(あるいは単に「萌え変形制服」を着せるためか)
まいを好きになった女の子(小奈美)の描写にしても、なぜ好きになったという
意味づけがないから、性格付けもとても薄く感じる。
(おたく系では往々にして、好きである設定が、好きになる理由だったりするけど、
まさにそういう違和感を感じたのだ)

この話の脚本は、ファミ通文庫「ワールズ・エンド」(2003)という小説でも「百合」要素を
読ませてくれた玉井☆豪氏だけど、小説も似たような感想を持った。
「百合」にするなら、もっとキャラクターの性格を掘り下げて欲しいところ。
まあ、「百合」にしてくれただけ、ありがたいのかもしれないけど。

2003.12.09

「百合姉妹」Vol.2(2003)

個別の作品の感想は敢えて書かないでおきます。
(ネタバレしたくないので)

実は、Vol.1ではちょっと消化不良な感想を抱いていました。
確かに、甘くて美味しい「百合」作品が多いのだけど、なんだか軽いなと。
「白い部屋のふたり」の感想でも書いたのだけど、
個人的には「狂おしさ」を感じさせる作品が好きなので、
「百合姉妹」Vol.1を読んだとき、これは「百合萌え」なのだな
と感じたのでした。
個人的に「萌え」というのは都合良く大量生産される「オイシイ感覚」
表す言葉だと分析していたので、まさにそれだなと。

Vol.2も「百合萌え」であるのには変わらないのですが、
Vol.1よりは方向付けがしっかりできたような、「締まった」感じがしました。

最近になって「男性歓迎」を謳うアンソロジー「百合天国」がでて、
このままでは食い合ってしまうのではないかと危惧していたのですが、
「百合天国」は「萌え」、「百合姉妹」は「正統派百合」という棲み分けが
できるのではないかとも感じています。
(かといって、表面的にはほとんど変わりませんし、両方とも好きですが。
それより前に「百合天国」の続編が出るかどうかは微妙ですが)

ちょっと不安なのが、「百合天国」もそうだけど話が学園ものばかりなのです。
このままでは、ネタが枯渇してしまうのでは?
個人的にはVol.2の「花迷路」大塚ぽてと・作みたいにファンタジーに
するとか、ちょっと世界を広げて欲しいなあと思います。

しかし、「ボーイズラブ」も学園ものが多いのに、あんなに隆盛を
極めているし・・・。

まあ、ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、
Vol.2はVol.1より良い感じになったし、「百合姉妹」Vol.3の予定(2004年3月下旬)も発表されたし
「恋姉妹」のCDドラマも出るしで、未来は薔薇色(百合色?)ですね。
ああ、なんと良い時代に生まれたことか!
これで「百合姉妹」がずっと続いてくれたら・・・実はそれが一番難しいかも。

2003.12.08

スーパードルフィー

注文してしまいました。
何がって、これですよ、これ
といっても、リンク先はトップなので、右の「NEW LINEUP」からご覧ください。

当然ながら、祥子さま&祐巳両方です。
で、2体で送料込みの209160円です(どわ~汗)

私は、人形収集家でもリッチメンでもありませんが、「百合元年」
言われた今年、何かの記念品を買っておこうと思い立ったのでした。

それにしても、これって98000円なのでは?どうして単価が102900円なのだろう。
それに、Webは30体だったのでは?100体って書いてるし。

2chでも昨日(12/7)のドルパ10では、パッとしてなかったという
書き込みがあったし・・・。

でも、よいのです!
これが、「百合元年」の金字塔なのです!!(どわ~汗)

ちなみに、ゲンブツが手元に届くのは入金後1~2ヶ月後だそうです。(これも凄いな)
届いたら、レビューしますのでお待ちくださいまし~。(どわ~汗)

2003.12.07

百合とかレズとかヅカ

トラックバックされた方のご質問。
コメントで書くべきかと思ったのだけど、「百合」ネタとして
まとめようと思っていたので、こちらの記事にします。

まず「百合」は、私は「日活ロマンポルノ」が語源だと思っていました。
「11PM」だったか、「トゥナイト」だったかで聴いたのだけど(トシがバレるね)、
日活ロマンポルノで「百合族」の企画があがった時、担当者が
「薔薇族」があるなら、女は「百合族」だろ、と決めたというような情報でした。

しかし、「百合姉妹」Vol.2森奈津子氏の情報によれば、
雑誌「薔薇族」の編集長、伊藤文學氏が発案者だそうです。
多分、こちらの方が正しいと思います。

「薔薇族」自体はどちらかと言えば、耽美系だったのだけど
日活ロマンポルノで使用されたということで「百合」には
肉体関係を連想させるようなところがあります。
しがたって、肉体関係ではないということを強調する為
最近では「ガールズラブ」という言葉も使われます。
これは「ボーイズラブ」から来た言葉ですね。

しかし、これも「百合姉妹」Vol.2で森奈津子氏も書いているけど、「百合」は
最近では精神的なつながりを指すことが多くなったので
「ガールズラブ」と「百合」は近い意味になってきています。

あと「レズ(もの)」は、この業界(「百合」界)では、女同士が絡む
ポルノを指すことが多いです。
したがって、精神的なものより、肉体関係に重点を置いている
商業作品は「レズもの」と言えます。

「ヅカ(系)」は当然ながら、「宝塚歌劇」から来ている言葉で、
男装・耽美・非肉体関係というイメージです。男装は「百合」好きの中には
拒否反応を示す人もいますので、「ヅカ(系)」が「百合」のサブセットになるかどうかは、
ちょっと微妙だと思います。

「宝塚歌劇」は昔からあって、吉屋信子の小説にもよく
出てきます。しかし、吉屋信子の描いていた「エス(もの)」とは
あまり絡まない気がしますね。
「エス(もの)」は、女学生に近い存在、「宝塚歌劇」は遠い存在、
そんな区分ができる気がします。
「エス」は「マリア様がみてる」でもわかるように、「百合」に
近い言葉だと思います。
今野緒雪氏も、「(ソフト=非肉体関係)百合」ということは認めていますよね。

2003.12.06

今日買ったものなど

「マーガレット」2004年1号をゲット。
まんが版「マリア様がみてる」の5話です。
最初の1巻分のエピソードももう大詰め。
結局、年内に1巻分を終わるようです。
今から感想を書くのもアレなので、1巻分が
終わったら、まとめて書きましょう。

あと「耽美なわしら」I [黒百合お姉様vs白薔薇兄貴](1995)森奈津子・作
を読み始める。(恐らく4度目)
この作品のギャグは何度読んでも笑えます。
(自称真性レズビアンの)田中彩子の名ぜりふの数々がよいです。

この作品を「百合」とするのはちょっと無理があるかもしれないけど、
「ビアン」「ゲイ」「エス」「耽美系」などなど、ひっくるめて
このあたりの文化的側面を把握するのには役に立つ作品です。

しかし、この作品を読むと、私のようなひねくれ「百合」好きに
なってしまうかも(笑)

2003.12.05

「百合姉妹」Vol.2やっと到着!しかし・・・

「まんが王倶楽部」で予約していた「百合姉妹」Vol.2がやっと届きました。
「まんが王倶楽部」の名誉のために書きますが、
遅れたのは、「まんが王倶楽部」のせいではなく、
同時に予約していた本の発売が延期されたせいです。

しかし、エロパロ載せるなら、ちゃんと書け!ケッ!
知ってたら買わなかったのに。

※もちろん「百合姉妹」Vol.2の事ではありません。

「百合姉妹」Vol.2の感想はまたの機会に。

「大運動会」と「マリア様がみてる」声優ネタ

今日はちょっと子ネタを。
2003/11/18にアニメ版「マリア様がみてる」の声優が発表されました。

福沢祐巳/植田佳奈
小笠原祥子/伊藤美紀
・・・
・・・

とまあ、こんな感じです。
それは良いのですが、最近、昔買ったCDドラマを聞いていたのですが
その中で、伊藤美紀さんのこんな台詞を見つけました。

あたしはもう、「お姉さま」と呼ばれるのはこりごりなのよ!
・・・(笑)

これをわかる人は、「百合」オタクかも。
出展は「バトルアスリーテス大運動会 北海慕情」(1997)から、
ジェシーの台詞でした。

10トラック目
CDドラマ第2話「極秘収録、禁断マル秘告白シリーズ『秘密の花園』」の5:10くらいです。

ちなみにこの台詞の前には、以下のようなスゴイ告白があります。

それから今まで、初等部、中等部、そして訓練校に来るまでの11年間
最低でも年に4人から告白されたんだけど、その全員が
女の子(ドンとテーブルをたたく)なのよ!
ラブレターを送ってくるのも、デートを誘ってくるのも、
帰り道に待ち伏せしてクロロホルムを嗅がせようとするのも、
100%女の子ばっかりよ!

このCDドラマはゲーム版「大運動会」のもので、ジェシーのしゃべりも
ヘンなイントネーションなのだけど、時折、とても祥子さまを想起する
声になるのがトホホです。

あと、同じ「大運動会」のCDドラマで「TV バトルアスリーテス大運動会 ラジオ番外地」(1998)
「マリア様がみてる」の放送後は聴かないほうが賢明です。
ジェシーが壊れまくっています(笑)

脚本は(やっぱり)倉田英之氏。このころ倉田氏はこういうギャグ系
百合CDドラマをよく書いていました。私もかなりはまった
「美少女の世界エルハザード」(1996)もこの人です。

最近は、アニメでは百合っぽいのをほとんどやらなくなってしまいましたが、
同人ショップとらのあな「虎々ちゃん&美虎ちゃんヴォイスドラマ」
脚本は、倉田氏です。
久しぶりの暴走に期待したいですね。
ただ、これは地方人の私には入手できない可能性が高いです。

2003.12.04

「飴色紅茶館歓談」(2003)藤枝雅・作

昨日、他の(しかも歴史的にも有名な)作品に比較する形で批判めいたことを
書いてしまったので、今日はちゃんと感想を書きます。
掲載誌は一賽舎の「コミックゼロサムWARD」2003年秋号
つい最近出たので、本屋に行けば入手は容易だと思います。

作者は同人誌「Lis」でも甘々「百合」を読ませてくれた藤枝雅氏。
流行りっぽいかわいい感じの絵柄とちょっと固い感じのタッチという印象の絵柄。
あと、作者は男性作家のようだけど、「百合」好きを自称しているような人だ。

さて、この作品だけど・・・一言で言えば消化不良な気がする。
「百合」的に力点を置いているのはよく分かるし、そういうのは「百合」好き
にはうれしいのだけど、マンガとしていまいちっぽいのだ。
自分が一般マンガをほとんど読まない人間だからかもしれないけど、
全体的に分かりにくい。似たようなキャラデザで、同じコスチュームだからとか、
そういう理由もあるのだけど、話の展開がつかみにくいというか・・・。
しかも悪いことに、よく分からないまま、後半のシリアスに入るので、
ちょっと置いていかれた感じがするのだ。
※かわいい絵柄やコスチュームが嫌いなわけではないので。念のため。

藤枝氏はこれくらいのページ数のマンガに慣れていないのではないかと思う。
主人公である2人の女の子の関係(心理描写)も、もうちょっとはっきり表現して
欲しかったな。(遊びのシーンに意味深な行動を入れるとか)

とまあ、不満を沢山描いたけど、藤枝氏はかなりのチャレンジャーだと思う。
「ゼロサムWARD」って意外と硬派な感じがするコミック誌で、
かわいい絵柄ってこの作品くらいなモノだ。しかも、どちらかというと
女性向けとも思えるキャラデザの作品が多い中で、「百合」作品を
出すというのは、かなり勇気がいったと思う。
(あとがきでもそういうことを書いていたけど、担当は逆に
アクセントとしての効果を狙ったかもしれない)

あとがきと言えば、「どっかいいトコがあれば」とかちょっと
意味深なことも書いていたなあ。
やはりこういう作家こそ「百合姉妹」月刊化(するのか?)の
暁にはメインの作家になってほしいところだ。
しかし、「百合姉妹」は稿料安そうだから・・・(汗)

しかしながら、また一人「百合」を志向する作家がデビューしたことを
正直にうれしいと思います。

2003.12.03

「白い部屋のふたり」(1975)山岸涼子・作

この作品を知ったのはかなり前のことだった。
どこかのBBSで知ったのだと思う。
最近になって「百合姉妹」Vol.1で紹介されたりして、一度は探すのを
あきらめていたところを、再度探そうという気になったのだ。

結局ヤフオクでゲット。
(実は、何度もでたのだけど、その都度忘れて流したのだけど)
入手したのは初版ということもあってか、2800円と結構高かった。
(通常は2000円以下で落札されるのだけど)
この漫画は1カ月に1回は必ず出品されるような頻度。
まだゲットしてない人はお試しを。

内容は、両親を失った美少女(レシーヌ)が、寄宿学校に転校してくるという話。
そこで、ちょっと陰のある美女(シモーン)と出会う。
最初は反発していた主人公だけど、段々、彼女に惹かれてゆく、しかし・・・。
いかにも70年代の少女マンガだけあって、舞台はフランスだ。

「いかにも」な展開だけど、この作品の良いところって、
心理描写の細かさにあると思う。心理描写と展開が無理なくかみ合っている
ところがとても良いのだ。あたり前だと思うかもしれないけど、
こういうのは、実は「百合」には大変重要なファクターだと思う。

「飴色紅茶館歓談」(2003最近の作品)藤枝雅・作を読んだとき、置いていかれた
感じがしたのだけど、今おぼえば心理描写と展開がかみ合っていないため、
そういう感じがしたのかもしれない。
※「飴色」はとても甘くて、良い作品ですよ。念のため。

心理描写に関して言えば、むしろ、こちらの方激しい心理描写をしているのに
「置いていかれた感」は感じなかった。
かなり時代ずれしているにも関わらず、「百合」的展開に感情移入できる作品になっている。

個人的には、自分が「レズ」かも、いやそうじゃないと葛藤する場面の
狂おしさがとても良い!
「ビアン」系の作品に触れている人間なら、そんなの
ちゃんちゃらおかしいと感じるかもしれないけど、自分としてはこういうのは
「百合」を好きになったきっかけの原体験だと思う。
「甘い狂おしさ」。それが自分にとっての最良の「百合」かもしれない。
(頭悪いくらいの激甘も嫌いじゃないけど)

そうそう、この作品ってやはり吉屋信子「屋根裏の二處女」(1920)あたりに
ヒントを得たものだろうか。話は似てないけど、雰囲気は似ている気がする。
あと「甘い狂おしさ」は福原ヒロ子「従姉ヴァレリア」(1975)とかにも
共通するものがある感じだ。

それにしても、70年代の少女漫画はすごい。

2003.12.02

はじめまして(テスト)

テストです。
取りあえず、「百合」の総合Blogを目指しています。

コンテンツとしては、「百合」系の情報収集
「百合」系作品の感想、日記などかな。

なにかありましたら、是非つっこみをいれてください。

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