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2004.02.23

「カラミティナイト」III (2004)

高瀬彼方・作、ハルキ文庫・刊です。

さて、この作品。2巻が出たのは、2001年9月でした。
そのころは、現在のような「百合」作品ラッシュでもなかったので、
この作品は「マリア様がみてる」の次におすすめの百合物件でした。

2年半の月日が流れ、この第3巻。
「百合」2年(?)を迎えても、納得できる内容かどうか
ちょっと不安でもあったのですが・・・
結果から言うと、期待は裏切らなかったと思います。

この作品、1,2巻は暗くて重くて、明るいところと言えば
優子智美(主人公)の関係だけというような作品だったのですが、
この3巻はいきなり、かなりイメチェンしていました。

最初から、智美と優子のラブラブっぷり全開なのです!(笑)
そして、全400ページの内、300ページも使って、ちょっと奇妙な
学園コメディ(?)のような展開を繰り広げます。

この展開は完全ヘテロ女である、美由紀を中心にしているので
「百合」としては楽しめない方もいるかもしれませんが、美由紀が
どことなく滑稽に描かれている感じがして、やはりこの作品の
根底にあるのは、ヘテロではないな、と感じさせてくれます。
※「ヘテロ」とは「異性愛」のことです。

あと、智美のドジっぷりと、それを見守らざるを得ない優子
という構図がなかなか美味しいところです。
こういうのは「百合」としてかなりレベル高いと思います。
ラストの展開も良いですね。

智美と優子の関係って、よくあるほのめかしの友情や絆より
一歩も二歩進んでいるところがとても良いです。
「百合」として安心できます。

この3巻はいつもより軽い部分が多くて、小説としては
物足りないと感じた部分も、正直言ってありますが、
「百合」としては非常に良作だと思います。
# 「小説として物足りない」と言っても、400ページを読ませるパワーは
# 十分あるレベルです。

次の4巻はちょっとキツイ展開も予想できますが、十分期待できると
思います。

# ところで・・・カラオケボックスで酔った智美は、優子に何と
# 言ったのでしょうね。気になります(笑)
# 今後のシビアな展開の中で明かされるかもしれません。

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