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2004.04.02

「明の明星女学院の初夏」(1986)

坂井久仁江・作、集英社ヤングユーコミックス・刊。
短編集「バッドコネクション」収録。

5週月の今日は、初心に戻って、過去の名作の感想です。
この作品は「百合」な少女漫画を5つ挙げるとしたら、
その中に入っているレベルの作品です。(もちろん個人的に)

1986年と言えば、もう既にそれよりまえの名作少女漫画は
過去のものとなり、耽美は耽美というパロディーでしか
表現されなくなった時代です。

この作品にもそういうパロディーとしての耽美や少女漫画の
手法があちこちで使われています。
しかし、この作品が内在しているテーマは、紛れもなく
普遍な少女漫画のそれ()なのです。

「百合」的にオイシイのは、木下一美(主人公)と真貴子
(女子校中のあこがれの存在)の関係と思いきや、実は・・・という
展開も良いし、何と言っても浅川砂理亜の魅力に尽きると思います。
かなり感情移入できるキャラクターです。

結局最後まで言えない、その純粋な重みがとても心地よいです。
これぞ「百合」!という感じです。

自立や青春の思い出のような、いろいろなテーマを、
笑いを交えながら、まとめあげる手腕はたいしたものだと思います。
さすがは少女漫画というところです。

また、決して百合志向とは思えない、坂井久仁江という作家が
ぱっとこういう作品を出してしまう、少女漫画独特の懐の深さ
感じることができます。

この作品、実は結構入手が容易です。
大きな古本屋に行けば、20%位の確率で入手できると思います。
(要するに5軒回ればある頻度)
まだの方はお試しください。

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