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2004.06.16

「夜を超える」

やまじえびね・作、祥伝社・刊

やまじえびね氏といえば「LOVE MY LIFE」が有名ですね。
一般にビアン系という認識があるかもしれませんが、
私は、この人の作品は「ビアン風」であると
思っています。

言葉で表すのは難しいですが、ビアン系ほどイタくない
と言いますか。作風が綺麗なので、イタくないと感じる
だけかもしれませんが。

この作品は、作者の初期作品集なので「LOVE MY LIFE」
とは絵柄も作風もかなり異なっています。
そして、(ここが重要なのですが)「百合」系作品は
2作のみです。

2作の内、「封印」は正直言ってたいしたことないのですが、
表題の「夜を超える」はなかなかの良作です。
原作が松浦理恵子だからか、個人的には「LOVE MY LIFE」
よりホンモノのビアン系に思えます。

百合系では、良質の百合作品に出会ったときは「この作者は
百合をよく理解している!」と感じるのだけど、
「夜を超える」は「この作者はビアン系をよく理解している」
と感じました。

# 松浦理恵子だから、当然といえば当然なのだけど。

非常にかいつまんで解説すると、
レズビアンがセクシャリティに目覚めていないということが、
いかに痛々しいか、そして、セクシャリティに目覚めることで
前途が開けるということを表現していると思います。

このようなテーマを芸術的なセンスで漫画化していて、
ラストはある種のカタルシスを感じました。

この単行本ではなく、「夜を超える」という短編の
「百合」としてのおすすめ度は・・・
■■■■■■□□□□
としておきます。
ビアン系を理解できる方なら
■■■■■■■■□□
くらいにはなると思います。

「百合」や「ビアン系」そして、「セクシャリティ」の
関係など、最近ぼちぼち考えているので
そのうちまた、「考える百合」を書こうと思います。

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