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2004.07.13

「荊の城」上

サラ・ウォーターズ・作(中村有希・訳)、創元推理文庫・刊

キターーー!!という感じです。
個人的に、今年最高の「百合」作品だったと思います。
(あくまで、上巻だけの評価です)

まあ、一応推理・サスペンス系の作品なので
ネタバレはしないように感想を書きます。

作品の内容は、帯に書かれている紹介文を書くと
「侍女として屋敷に潜り込んだ少女
狙いは令嬢が受け継ぐ巨額の財産」

ということですが、本編はこの文章から受ける
イメージとは少し違うと思います。
(人によってはそのままかも)

この上巻は、前半は屋敷に潜り込む少女(スウ)の
一人称、後半は令嬢(モード)の一人称になっています。
これがとても(「百合」的に)巧く作用しています。

二人が互いに惹かれていく過程がとても詳しく
描かれていきます。なんというか、心理描写が
とても納得できるものなのです。
二人の綿密なプロファイリングのたまものとも
言えます。

近年「百合」小ブームというところもあり、「百合」志向
作品の数は増えているのですが、それでもこの作品ほど
納得できる展開のものは、多くはないと思います。
(「ほとんどない」と言った方が近いかも)

文章もしっかりしていて、読み応えありますし、
(でも変なクセはなく、読みやすい)
「百合」作品として超一流だと思います。

かなり具体性を欠く感想だと自分でも思いますが、
それもネタバレしないため。敢えてそうしています。
とにかく読んでみてください。
私の今年の流行語大賞は、早くも「あたしの真珠」
決定しています(笑)

私のおすすめ度は・・・
■■■■■■■■■□
です。

満点ではないのは、まだ上巻だからです。
しかし、下巻は波乱がありそうなので、すんなり
いかないでしょうね・・・。

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