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2004.07.07

「R.O.D THE TV」 DISC.9

24~26(最終)話までの感想です。

話としては、まあこんなものだろうと思うのだけど
やはりパワーが不足は否めませんね。

こういう、ある種、荒唐無稽な話は天才的なダマシの
テクニック
超絶パワーで押しまくるしかないと思う
のですが、どちらも中途半端な感じがしました。
やはり倉田氏自身がパワーダウンしているのでしょうか。
(小説版「R.O.D」はパワーはあるので、そうではないかも)

肝心な「百合」としても、最後まで恋愛感情までは
至りませんでしたね。まあ、これは予想の範囲内でしたが。
ラストシーンの読子とねねねがいい感じ、というだけで
納得すべきなのかもしれません。

思えば、「THE TV」は惜しい作品でした。
「百合」としてはいくつかの、良好な要素はあったのですが
最後は結局、良くあるアニメと同じで、恋愛感情までは
発展しない。
ねねねは99%本気で読子を愛している、という妄想を
するのは容易なのですが、やはり自分としては100%
信じるに足る「ラストワン・ワード(アクション)」を
表現してほしかったです。

最近は「百合」作品もそこそこでているし(アニメ以外)、
この程度で喜ぶのは「百合」の発展を阻害しかねない、
と考えた方が良いかもしれません。

批判的な評価になってしまいましたが、個人的には
やっぱり菫川ねねねは大好きです。
最後は続編を仄めかすような演出もあったし、ここは
前向きに続編に期待しましょう。
(続編があるなら、絶対出るでしょうね、ドニー)

さて、シリーズ通してのおすすめ度です。
■■■■■■■□□□
としておきます。

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コメント

レビューを全部読むつもりの、今日この頃です。
>この程度で喜ぶのは「百合」の発展を阻害しかねない、
と考えた方が良いかもしれません。
すみません。断定しないで下さい。
私は、妄想で補完するタイプの「百合」は惜しいとか足りないのではなく、それで「完成」だと思っています。そもそも、同性愛を書くのは、今の日本社会では、いまだ特殊な位置づけですし、異性愛者の創作者にそれだけの描写や表現が偏見なく実践できるかどうかも微妙です。
特に、アニメや漫画などでは「同性愛=趣味」と思って、百合ものを創っているかも分かりません。
もしくは、大半の同性愛小説の様に脊髄反射の如く悲劇とか非恋にしてしまう可能性もあるのではないでしょうか?(個人的には、この様な作品が氾濫するのは反対です。)
それに、ちゃんと理解して、アニメや漫画を製作している人はいると思いますが、やはり、恋愛感情まで表現しようとするとアニメや漫画では話が、期せずして重くなったり、作品のテンポやイメージを崩してしまう可能性が有ります。
ネタ萌え的な作品(舞姫、神無月とか)とかは別ですが。
その意味では、友情的な関係に終始しつつも双方に同性愛的な愛情があるということを、己の想像(妄想)で補完したり、二次創作でリベンジできるこの様な作品は「同性愛モノ」としては未熟でも、「同性愛」より広い意味を持つ(と私は思っている)「百合」としてはそれで、すでに「百合」の中の一つのジャンルとして「完成」しているのではないでしょうか。

って、嗚呼、文才無いのに長々と(汗
勘違いしてたら、すみません。意味が分からなかったら、すみません。m(-_-;;;m

つまるところ、魔法少女隊アルスの時とか、虚人ねこさんのレビューは気負い過ぎだと思います。

コメントありがとうございます。
★ONE様
>レビューを全部読むつもりの、今日この頃です。

うわわ。。。それはちょっと恥ずかしいかも(汗)

>すでに「百合」の中の一つのジャンルとして
「完成」しているのではないでしょうか。

この意見は判ります。
作品をどう感じるかは、結局のところ、鑑賞者の
中で完結することですからね。

ただ、弁解させてもらうなら、あの一文が出た
のは、倉田英之作品にヤキモキしていた気持ちの
現れだったと思います。

「百合」に肉薄しながら、もう一歩を踏み出せない
ことに少し失望を覚えていた頃です。

先に「かみちゅ!」が発表されていたら、逆に
吹っ切れて、そういう気持ちにはならなかった
かもしれませんが(汗)

>魔法少女隊アルス

この作品の場合、下手なことは書けないなと思って
いました。アニメとしてそれなりの出来で、「百合」
的に微妙な作品の場合は特に気になります。

それこそ、妄想で「百合」に感じている人がいる
かもしれませんし。

そういうときは慎重な表現をすることが多いですが、
それが気負いに思われたのかもしれません。

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