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2004.09.04

「ムシウタbug 1st.夢回す銀槍」

岩井恭平・作、角川・スニーカー文庫・刊

この前感想を書いた、「ムシウタ 03.夢はばたく翼」
最新作です。といっても、今回は作品世界では2年前の話。

登場人物が共通の4編の短編のうち、3編は雑誌
「ザ・スニーカー」に掲載されたもので、「百合」的には
ほとんど芽はありません。

この「bug」シリーズの主人公は女性(亜梨子)なのですが、
前の感想で、「古典的ヒロイズム」と表現した感じが
そこはかとなく感じます。
女の尻に敷かれるタイプの男キャラ・大助が、ここぞという
時に強くなるというのがいかにも最近の「古典的ヒロイズム」
という感じですね。

まあ、その男キャラがダークなイメージで統一している分だけ
鼻にはつきませんが、大助の悲劇的経験がメインに出てくると
「百合」的には絶望的にイヤな感じがするでしょうね。
やはり、作品世界で最強キャラが男性という作品は、「百合」
としてのミャクは薄くなってしまいます。

「百合」的には4編目です。
この作品では、亜梨子の病弱な親友・摩理の関係が描かれます。
最初は亜梨子のことを疎ましく思っていた摩理が、次第に
惹かれてゆく、という展開は「ムシウタ 03.夢はばたく翼」
似ていなくもないです。
作者はこういうのが好きなのかもしれません。

大助の他に有力な男性キャラも登場するのですが、摩理は
亜梨子の方に心を傾けている、というのも良いですね。
でも、残念ながらそれだけなのです。
この2人の関係にもう少し踏み込んで欲しかったところですが
摩理は死んでしまうし、最初の3編でもわかる通り、
亜梨子は大助とミャクがでてきているし・・・。

やはり、これくらいが作者の、「百合」としての限界なの
かもしれません。

おすすめ度としては・・・
■■■■■■□□□□
というところでしょうか。

「ムシウタ 03.夢はばたく翼」の感想は→ココ

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