2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

リンク

« 「天使のプレゼント マール王国物語」 | トップページ | 「PURE まりおねーしょん」2 »

2004.10.07

アニメ版「マリア様がみてる~春~」第十二話

「青い傘」です。
実は私、このエピソードを侮っていました。
原作を読んだとき、実に単純な「小さな奇蹟」の話だと
思ってしましました。不覚にも。

改めてアニメでこの作品に触れたのですが、原作とは
ちょっと印象が違っていました。

印象深いのは、前半の女性キャラのなんとも心地よい
優しさ
です。オタク向け作品でよくあるある、ぬる~い
体液(苦笑)のような優しさではなく、バファリン頭痛薬のような
胡散臭い優しさでもなく、筋の通った優しさを感じました。

由乃さんの扱いも巧いですよね。原作ではたびたび由乃さん
と祐巳の友情を感じるシーンがあったのですが、アニメでは
お世辞にもしっかり表現しきれていなかったので、この
話もちょっと不安だったのですが、とても良い感じだったと
思います。

そして、青い傘が戻ってくるシーンでは、ホロっと
させられました。

考えてみると、この作品は日常の風景の中に、カタルシス
感じさせるような巧い仕掛けがあったと思います。
その仕掛けの根幹をなしているのが、「優しさ」なんだと
気づいたわけです。
そして、アニメ版はそれを上手に映像にしたと思います。

ほめすぎかもしれませんが、個人的に非常に良い
出来だった
と感じたのは事実です。

おすすめ度は・・・
■■■■■■■■□□
としておきます。とても良い出来だと感じましたが、
この作品の主題は、どちらかというと祐巳の自立にあり、
「百合」としての踏み込みは少ないからです。

さてさて、次回はいよいよ最終回
なんだかスゴイ演出があるとか・・・(不安)

« 「天使のプレゼント マール王国物語」 | トップページ | 「PURE まりおねーしょん」2 »

コメント

 ども。
 あまり百合とは関係ありませんが、あのシーンで妙に気になったのが青田先生です。ミッフィーの作者の人に似ていると書かれていたのですが、私はてっきりジャン・レノのような人を想像していました。
 すると、画面に出てきたのが人の良さそうなおじいさん。
 おや?
 と思ったのですけど、調べたら納得しました。あれよりはほっそりしてますけど、白い髭のおじーさんが作者さんだったんですねー。
 
 ネットは広大ですねー

コメントありがとうございます。

>青田先生

そういえば・・・と私もディック・ブルーナの画像を
探してみました・・・ら、ありました!
確かに、青田先生は似ていました!(笑)

あと、加藤景の声は、私のイメージより低かったです(笑)

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: アニメ版「マリア様がみてる~春~」第十二話:

« 「天使のプレゼント マール王国物語」 | トップページ | 「PURE まりおねーしょん」2 »