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2005.02.27

「マリア様がみてる イン・ライブラリー」

今野緒雪・作、集英社コバルト文庫・刊

ちょっと遅れてしまいましたが、今頃感想です(汗)
えっと・・・19冊目です!スゴイ!

この単行本は、「静かなる夜のまぼろし」「ジョアナ」
「チョコレートコート」「桜組伝説」「図書館の本」
の5編と、
間をつなぐショートストーリーである「イン・ライブラリー」
で構成された短編集です。

過去に「Cobalt」誌に掲載されている短編もあるので、
それらは、過去の感想に任せます。
「チョコレートコート」
「桜組伝説」
「図書館の本」

「百合」的には「チョレコートコート」が傑作です。
「マリア様がみてる」の本編は、最近、あまり緊張感がない
ので、もう熱い「百合」話は期待できないのかなと考えて
いた矢先に、この作品が出てきたのです。
今野緒雪氏はやっぱり良い!と改めて思いました。

後の2編も、吉屋信子が紡いできた少女たちの物語が、
現在もなお、連綿と語り継がれているという、ある意味
歴史的なスケールさえ感じる良作でした。

「静かなる夜のまぼろし」
蟹名静さまが、生徒会選挙に立候補する意志を固める、
ある夜の出来事を描いています。
個人的にロサ・カニーナが結構好きなので、この話は
嬉しいです。そして、静さまの心の揺れ動きが見事に描かれて
いると思います。これぞ「百合」ですわ~。
このレベルの「百合」な作品を読めるのは、本当に
「マリア様がみてる」だけですよね・・・。改めてこの作品の
偉大さを思い知ります。

「ジョアナ」
学園祭で瞳子が、演劇部をサボタージュする顛末を、
祐巳との絡みで描いた作品です。
かなり短い作品ですが、瞳子の魅力が良く出ていると思います。
素直だったり、素直じゃなかったり。そういうのが可愛い
下級生
という感じを醸し出しているのですよね。
やはり、祐巳の妹は瞳子になるのかなあ・・・と思わせます。

「イン・ライブラリー」
忽然と消えてしまった、祥子さまがどこに?という話です(笑)
まあ、間をつなぐための作品なので、軽いと言えば軽いですが、
とても日常的で、幸せな学園生活の一コマという感じで、
ほほえましいです。
祥子さまは寝ていても格好いいです!

総評ですが、久しぶりに「マリア様がみてる」らしい作品群
だと思いました。最近ちょっと迷走気味(?)なので、心配な
ところもあるのですが、これらの作品を読む限り、今野緒雪氏
に任せて大丈夫!と安堵することができました。

さて、次はいよいよ祐巳の妹が決定なのでしょうか。
それによって、祐巳と祥子さまの関係がどう変化するのか
そのあたりが気になるところです。

ということで、おすすめ度は・・・
■■■■■■■■■■
です!
やはり「チョコレートコート」「静かなる夜のまぼろし」
「百合」的にレベル高いです!心理描写がとても良くて、
「百合」に酔いしれることができました。

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