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2005.03.07

「カレイドスター」49th~51th Stage

DVD「やってやれないことはない!BOX」4枚目です。
いよいよラストです!

49話、登場人物それぞれが、なすべきことに向かって努力する話。
50話、天使の技の完成を成し遂げたそら。そこへレイラが立ち
はだかる!という話。
51話、ついに「白鳥の湖」の幕が上がる。そらが目指した「戦う
ことのないステージ」は実現するのか・・・
公演の最後で奇跡が起きる・・・という話。

・・・はあ(溜息)、良い作品でした。
本当に見事なサクセスストーリーでした。

49話だったかで、くしくもユーリとレオンが話していたのですが、
男性キャラは表舞台に立っていなかったのが、この作品の成功
要因だった
と思いました。

この作品を男女の恋愛ものにしてしまったら、さぞつまらない
作品になったろうと思います。昔の少女漫画だったらまだしも、
男のためにスポコンなんて、女の下心という感じがして
カタルシスとはほど遠いものになったと思います。

# そういう悪い例として「プリンセスナイン」を思い出して
# しまいます。この作品を評価する人もいるということは
# 知っていますが、個人的にはスポコンと恋愛はなじんで
# いなかったと感じました。(この作品自体が「百合」ではない
# ので感情移入しなかった可能性もありますが)

また、男を表舞台に出さないことによって、本当の意味で恋愛
感情はないのに、見た目上の「百合」として高度な作品になって
いたという作用もありました。

恋愛感情はなくても、同じ方向に邁進する女性キャラを丁寧に
描くと「百合」っぽくなる
という証明でもあると思います。
そう考えると、「百合」は、意外と懐の深いジャンルだと言える
のではないでしょうか。

簡単にやれるものでもないと思いますが、意外と成功例は
あると思います。古典的なところでは「スマッシュメグ」(1981)
(佐伯かよの・作)もそうだと思います。

このあたりを狙ってくれる作品が、また出てきて欲しいもの
ですね。

さて、作品全体の感想としては・・・

第一シリーズは、完璧に計算された作品で、その完成度とラスト
のカタルシス、恍惚感は間違いなく傑作だと感じました。
「百合」としても至高の作品だったと思います。

第二シリーズは、人気がでたために急遽企画されたという感じが
否めず、よく計算されていた第一シリーズより完成度は低かった
と思います。しかしあの中盤の混迷を、最後は、それでも良く
まとめたと素直に感心しました。

しかし、この作品は恋愛感情としての「百合」ではないと、
ふと感じさせる一瞬があり、その点では残念でした。
第一シリーズはそれを感じさせる隙さえなく、熱い展開が繰り
広げられたわけです。

ということで、全体の「百合」としての感想は・・・
■■■■■■■■□□
ということにします。

第一シリーズは文句なく
■■■■■■■■■□
をつけたいと思います。

第二シリーズは
■■■■■■■□□□
という評価です。

「カレイドスター」の感想を以下にまとめました。
「カレイドスター」1st~4th Stage
「カレイドスター」5th~7th Stage
「カレイドスター」8th~10th Stage
「カレイドスター」11th~13th Stage
「カレイドスター」14th~17th Stage
「カレイドスター」17th~19th Stage
「カレイドスター」20th~22th Stage
「カレイドスター」23th~26th Stage
「カレイドスター」27th~30th Stage
「カレイドスター」31th~33th Stage
「カレイドスター」34th~36th Stage
「カレイドスター」37th~39th Stage
「カレイドスター」40th~42th Stage
「カレイドスター」43th~45th Stage
「カレイドスター」46th~48th Stage

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