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2005.03.24

「百合姉妹」5 (後編)

さて、後半です。

「酒とユリの日々」森奈津子・著
私も、非セクシャルな「百合」を強調していますが、
別に「百合」=「ファンタジー」じゃないと思うんですよね。
実際、セクシャルで「ファンタジー」なものなんてたくさん
ありますし。
森氏は「百合」と「ビアンもの」セクシャル・非セクシャル
ファンタジーと現実的なものをあたかもシンメトリックな関係
として考えすぎではないかと思います。
実際はもっと複雑ですよね。
でも、こういう指摘自体は興味深いです。私も「百合」好き
男性にもっと「ビアン系」を読んで欲しいという気持ちも
あります。そうしたら、もっと深みのある作品が出てきそうな
気もしますし。
# でもそれより前に、男性作家で「百合」作品を創作している
# 人の絶対数が少ないのですが。

「あかいかさ、しろいかさ」タカハシマコ・作
恋愛感情かどうかは微妙ですが、そこが良い味を出していると
思います。淡い想い・・・いいですわ~。絵も可愛いです。

「かぐや姫」瑠璃歩月・作、佐倉汐・イラスト
ううう。毎度のことながらこの世界観は良いです!
日頃、余計な男キャラに不安を感じてばかりの「百合」好き
には、こういうのは胸がすく思いです。
話はかなり苦しい感じもしますが、佐倉汐氏の絵はやっぱり
格好いいです。ああ、これも見納めなのか・・・。

「恋姉妹」第2話
東雲水生・作、駒尾真子・脚本
ドラマCDと展開は似ていますが、漫画版の新キャラ・委員長が
ちょっと良い感じです。でも、このキャラクターが活躍する
前にこの作品も打ち切りなんて・・・寂しい。
千夏と榛菜の心が少しでも通ったところで、終了なのが
不幸中の幸いでした。
でも、榛菜の過去のエピソードは気になりますね。ドラマCD
でも、榛名がどうして暗い性格になったのか、言及されていま
せんよね。

「恋姉妹」「ペアのキーホルダー」駒尾真子・作
うう。こういうちょっと甘くて、ちょっとほろ苦い話は
個人的には一番の薬になります。桐香が格好いいのです。
惚れ惚れします。最後のシーンもなかなかでした。

「VOICE」ナヲコ・作
おお。この作品も目新しいところを狙っていますね。
ネットでの出会いが、現実になるというシチュエーションは
オイシイです。「百合」でこういう作品ってまだまだ珍しい
と思います。恋愛感情かどうか微妙なのですが、「想い」
とても良い具合に描かれています。絵も可愛いです。

「testify-証言-」果竜・作
これもなかなか新しいところを狙っています。でも良く
考えたら「平成版・女吸血鬼カーミラ」といえなくもない
ですね。でも、話はイマイチ一貫性がないように感じるのは
私だけでしょうか。もう少し綿密なプロットならもっと
よかったのに・・・という気もします。

ところで「百合FAN図書室」の挿絵は、なぜかUGO(いちば仔牛)
ですね。どういうコネクションでこの仕事をしたのかちょっと
気になります。

と、いうことで最後の「百合姉妹」のおすすめ度は・・・
■■■■■■■■■■
です。やはり「百合」好きのための作品集ですから、この
ポイントはカタいです。

長いようで、やはり短かった3年でしたね・・・。
個人的には、エロゲの話題をやったところで、なんというか
中途半端な方向性を感じてしまい、大丈夫かな?という
不安がよぎりました。

休刊はなにが原因だったのかよく分かりません。
ネット上では売れていたと聞いていましたが、やはり店頭販売に
問題あったのでしょうか。ならば、なおさら方向性を明確にした
方が良かったのではないでしょうか。

しかし、ドラマCDまで発売したのは本当に画期的でした。
「百合」好きとして、たくさんの勇気をもらえたと思います。

そして、この誌に続く存在は、必ず現れると信じています。

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