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2005.03.03

「ティー・パーティー 古都を行く」(1988)

皆川ゆか・作、講談社X文庫・刊

「なつかしの百合物件シリーズ」第三弾です。
「ティー・パーティー 古都を行く」。このシリーズ3巻目です。

今回は京都を舞台に、「安倍の五芒」というアーティファクトの
争奪戦を繰り広げます。後々に重要なキャラクラーになる、
神無月恭一郎と帽子屋(おかま)も登場します。

なかなか読みごたえのある作品で、ライトノベルとしてはかなり
面白くできていると思う作品です。

# ただし、相変わらず、後野まつりのまったりした一人称なのが
# 災いして、展開のスピード感をそいでいますが。

さて、「百合」的には、恭一郎が登場し、まつりの唇を奪った
ことで、ライバル心を燃やす鷲橋蘭(ラン)が良いです。
自転車でカーチェイスするシーンはかっこ良さに惚れ惚れします。
#香港映画みたい(笑)

また、まつりがランのことを考えている描写で、度々文末がハート
マーク
になっているのも妙に良いです(笑)

今後(と言ってもかなり後ですが)、まつりは恭一郎に惹かれていきます。
しかし、ランの気持ちも判っているので、二人の間で気持ちが
揺れ動く・・・というような展開になっていくのです。
これだけ書けば、スゴイ「百合」作品なのですが・・・
(なぜ、スゴイ「百合」作品にならなかったのかはいずれ
書くことになると思います)

「百合」好きの私が言うのもなんですが、この恭一郎が、本当に
完全無欠のナイス・ガイなのです。個人的に、萌えアニメで良く
あるような、何の取り柄もないのに、空っぽの、くだらない、都合の
いい、薄ら寒い「やさしさ」とやらだけで、ハーレム状態になる男性
主人公より、恭一郎みたいなキャラの方がよっぽど好感が持てます。

ランは、今のところ、度胸と腕っぷしが強いだけの女子高生なので
かなり手ごわいライバルが出現した、ということになります。

あえてネタばれしますが・・・
不可抗力とはいえ、最後にまつりとランがキスできて良かったです(笑)

最後に、この作品のお楽しみ。ラン語録を紹介します。
「まつりのファースト・キスはオレがもらうつもりだったのにーっ」
「そうだ。やりなおさないか、オレと。ちょうどオレ、ファースト・
キスまだだからさっ」
これだけ読むと、本当に男の子みたいですね(笑)

おすすめ度は・・・
■■■■■■■■□□
位はいくかと思います。

過去の感想はこちら。
「ぱらどっくすティー・パーティー」(1987)
「すくらんぶるティー・パーティー」(1987)

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