「濡れた心」(1958)
多岐川恭・作、講談社・刊
昭和33年の作品です。
読後の第一印象は・・・あああ、この名作を今まで読んで
いなかったとは、なんて無駄な人生を歩んでいたのか!!
でした(笑)
いえ、冗談抜きで傑作です。当然「百合」ものとしても。
あらすじは敢えて書きませんが、登場人物それぞれの行動や
思惑の緻密さ、計算された演出。そして、この作品の核心
である、同性愛の甘くて狂おしい描写。どれをとっても
非常に美味しかったです。
私は推理小説はあまり読まないのですが、犯人は謎解き前に
ほとんど判ってしまいました。
百合好きであればピンとくると思います。そういうのも
うれしいことです。
ただ、犯人がほとんどわかっていても、最後まで楽しめる
作品です。
・・・あまり内容に触れたくないのでこの辺で。
おすすめ度は・・・
■■■■■■■■■□
です!
悲劇でも納得でき、作品の内容で評価出来る方には
■■■■■■■■■■
をつけます!!
「荊の城」を面白く読めた方には、本当にお勧めです。
ところで、この作品、福岡県北九州市が舞台みたいなのです。
(明確には出ませんが、登場人物のプロフィールや作者の
出身地から判断できます)
私の出身地でもあるので、なんだか妙に愛着がわきました。
作品の内容はとても北九州らしくないのですが(笑)
あと、この作品のTVドラマ版である「レズビアン殺人事件」の
DVDが出ているようですが・・・今、買うかどうか迷って
います。この作品をそのままドラマ化するのは至難の業だと
思うし、ネット上の情報では小説版と微妙に違うみたいだし。
ところで、今日ははじめて川崎のインターネットカフェから
投稿しています。昨日までの宿はインターネット使いたい
放題だったのに・・・。
ああ、明日は帰りたい・・・。
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