「龍園~ドラゴンズヘブン~」第2話
深見真・脚本、笠原夕生・漫画
「ヤングガンガン」2005年14号に掲載されています。
今回は、ほとんど女性キャラだけで動く話です。
「百合」的な方向性はまだまだ見えてきません。
ただ、キリンと山猫が対立、というかソリが合わない
という設定に「百合」的なミャク(この二人の関係の、
というワケではなく、作品の指向としての)を少し
感じました。
あと、かなり格闘マンガっぽくなってきましたね。
ただ、表現がちょっと硬いような気がします。
笠原夕生氏の画風なのかもしれませんが。
ということで、おすすめ度は・・・
今回も保留します(汗)
おまけ・・・の「ワーキング!!」の感想です。
作者は高津カリノ。ファミレス4コママンガです。
今回はちょうど、この作品の花(「百合」キャラ)
轟八千代のエピソードが中心になっています。
それにしても、好きな女性(杏子)に間接的に尽くす、
というのは良いですね。
美形キャラだけど、なぜか引目でいつも帯刀という
デザイン的なポイントも良いです。
そうそう、萌え4コマではないので、男性キャラも
多いです。こういう舞台での「百合」キャラという
のはちょっと新鮮かもしれません。
それにしても、やはり、4コマは「百合」をやり
やすいのでしょうね。
轟八千代をもっと活躍させて~
この作品のおすすめ度は
■■■■■□□□□□
というところでしょうか。
過去の感想はこちら。
■「龍園~ドラゴンズヘブン~」第1話
追伸・・・
明日(13日)から、15日まで、お休みするかもしれません。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
「龍園~ドラゴンズヘブン~」は、第一話の時点で百合的にかなり厳しいと思いました。
そのため、二話以降は雑誌をチェックしていなかったのですが、今回の記事で少し期待を持つことができそうです。
>ほとんど女性キャラだけで動く話
>キリンと山猫が対立、というかソリが合わないという設定
ここらへんを上手く料理してくれれば「バディもの」として良い線いくかも、などと思ったり‥
コミックスが発売されるころには、管理人さまのおすすめ度で、高評価がでることを願ってやみません。
それでは、良いお休みになりますように!
投稿: しえすた | 2005.08.14 00:27
コメントありがとうございます。
>ここらへんを上手く料理してくれれば「バディもの」として良い線いくかも、などと思ったり‥
キリンと山猫はバディにはならないと予想しています。
個人的な予想としては、キリンはヘテロだと思います。
山猫の方が「百合」キャラで、まだ登場していない
想い人がいる、という展開になるのでは?
と考えています。
このパターンは、実は「ブロークンフィスト」と同じです(汗)
>コミックスが発売されるころには、管理人さまのおすすめ度で、高評価がでることを願ってやみません。
私もそう思います。
個人的には2巻に入ってからでも良いです。
投稿: 虚人ねこ | 2005.08.16 23:08
お返事ありがとうございます。
>山猫の方が「百合」キャラで、まだ登場していない想い人がいる、という展開になるのでは?
なるほどです。
「百合」キャラが主人公以上に活躍するパターンこそ、深見作品の真骨頂(?)でしたね。
こういった展開も嬉しいです。
>個人的には2巻に入ってからでも良いです。
確かに、少し長い目で見守っていきたいですね。
一深見ファンとしては、深見先生脚本の作品が続刊していくだけでも嬉しいです。
別件になりますが、8/16の記事、大変興味深く読ませていただきました。特に、
「百合」は残りの一生を通して、心の支えになるか?
という疑問には、現時点だと「なったら良いなぁ」程度の希望的観測しか持てない私も、いずれ応えられるようになりたいと思いました。
色々お疲れ様です。
では、いずれまた。
投稿: しえすた | 2005.08.18 00:54
コメントありがとうございます。
>一深見ファンとしては、深見先生脚本の作品が続刊していくだけでも嬉しいです。
同感です。深見真氏ほど「百合」の理解度が高い男性作家は
いないと思いますし。
深見真氏が活躍するということは、後に続く作家も出現
するかもしれません。「百合」というジャンルにとって
とても大きな存在です。
>別件になりますが、8/16の記事、大変興味深く読ませていただきました。
うひゃ・・・お恥ずかしいです。
最初に、個人的宗教観を書いたので、誤解されたら
どうしようと思っていたのですが、一番に言いたかった
のは
>「百合」は残りの一生を通して、心の支えになるか?
です。理解して頂けているようなので、安心しました。
現在、オタク文化はかなり隆盛していますが、人生を
通してサブカル文化とつきあう、ということについて
あまり議論されていないようだったので、提起して
みました。
でも、議論しても答えは出ないかもしれないし、常時考える
にはヘビーなテーマかもしれませんね。
投稿: 虚人ねこ | 2005.08.19 00:24