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2005.08.10

「断罪者 TETRAGRAMMATON LABYRINTH」1

いとうえい・作、ワニブックス・刊

オビの「迷宮都市・倫敦、逢魔が時、闇に佇む少女ふたり
というアオリ文句を読んで衝動的に買った本作です。

読後の第一印象は・・・ううむ。いかにも女性作家・・・。

話としては、オビ通りです。
舞台は近世ロンドン。闇に蠢く魔の存在を狩る二人の
少女がいた・・・
というような作品です。

確かに、中世から近世あたりのヨーロッパでは、ドロドロ
した血なまぐさいエピソードは似合っている、というのは
よく分かるし、そのあたりを狙った作品であることも
判ります。

しかし、なんというか、ジメジメ感を出すべき所を
アメリカンスプラッターにしているような、妙な違和感を
感じずにはいられません。

血の表現が好きな女性作家って意外と多いのですが、
いとうえいという作家は、まさにそういう匂いのする作家
だと感じました。

また、効果的な血の使い方ではないし、絵も(悪い言い方を
すれば)昔のオタク向けっぽいので、妙に明るいスプラッター
マンガという印象を持ってしまいました。

ただし、私がこのように感じただけで、全く別の感じかた
をする読者もいるとは思います。

「百合」としては・・・確かにふたりの少女、アンジェラと
メグの関係は良い感じではあります。
バディであり、メグはアンジェラの心の拠りどころ、という
設定はとても良いです。

しかし、それをアメリカンスプラッターが壊しているのです。

個人的には、スプラッターを狙っているのなら、それ以上に
アンジェラとメグの関係をもっと濃密に描いて、スプラッター
の中でも、(読者にとっても)「潤い」になるようにすれば
もっと良かったのに・・・と思います。

とにかく、メグはアンジェラの関係描写は薄いと思います。

アンジェラがメグを心の拠りどころにしている、という
表現はあるのですが、「それだけ」という印象なのです。
もっと内面的なところを描いて欲しかったです。
スプラッターにも負けないくらいに。

・・・まあ、アンジェラは謎の多いキャラなので、最初から
心情を表現できない、という制限があるのかもしれません。

でも、次回は期待したいですね。

おすすめ度は・・・
■■■■■■□□□□
とします。

この作品の設定なら、普通はもっと高得点をつけられるのですが。

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