「魔法鍵師カルナの冒険2 銀髪の少年鍵師」
月見草平・作、MF文庫J・刊
読後の第一印象は・・・うう、また寸止め感!(泣)
お話は・・・
今回は、主人公・カルナが鍵師のライセンス試験に挑戦。
そこで、思いがけない陰謀に巻き込まれる・・・。
確かに、この作品は鍵開けに関するアイデアや世界観は
面白いし、アクションシーンも平均以上に巧く表現できて
いると思います。
ライトノベルとしては普通に面白い部類に入ると思います。
しかし、「百合」的に期待できる要素である、カルナの
師匠・ミラと、かつての親友(今は敵の)・エクセラの
関係はほとんど変化なし。
強いて挙げればミラが、昔のエクセラが好きだったと言う
シーンなのだけど、妙にさらっとしているし、やはり
恋愛感情ではないのかなあ・・・という雰囲気もしました。
しかし、ミラは人生を賭けてエクセラを元に戻す強い
意志があるし、その意志の源を考えると、どうしても
期待してしまいます。
しかし、主人公であるカルナがいかにもヘテロな雰囲気
なのがちょっとマイナスですよね・・・。
(サブタイトルからも判断できると思いますが)
もう一つ、マイナス要素があるとするなら、MF文庫Jの
見切りの早さですね(汗)
この作品も次回があるかどうか・・・微妙です。
ああ、ミラのエクセラへの想いをもっと早く出して
欲しいものです・・・。
それにしても、鍵師試験は単なるライセンス試験
なのに過酷すぎるような。
ということで、おすすめ度は
■■■■□□□□□□
とします。
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