「ワールズ・エンド~Voice of Darkness~」
秋タカシ・著、ファミ通文庫・刊。
このシリーズ4冊目です。
修学旅行で王都にやってきた、ルナ一行。待っていた
のは急転直下の展開でした。先生達の正体と、主人公・
ルナの運命が明らかになります。
ルナの運命はある程度読めていましたが、先生達の正体は
驚きました。
それにしても、いままでのユルめの展開は一体何だったの
でしょう(汗)
急転直下の展開は良いのですが、しっかりした伏線が
欲しかったところです。
あと、この作品はテンポ良いですよね。あまり読ませる
タイプの小説ではないのですが、これくらいの内容なら
こういうテンポの良さは正解だと思います。
「~のだ。」という文末が妙に新鮮です(汗)
さて、肝心な「百合」ですが・・・
前回は結構良い感じだったのですが、今回は最後まで
特筆する部分はありません。
しかし、ラストの展開は良いです。
運命に翻弄されるルナに、幼なじみのカーマインが
強い思い入れを見せてくれます。
恋愛というより、保護者感情なのですが、なかなか
良いシーンがあり、ちょっとぐっとなりました。
さて、次で一応の最終回。まあ、恋愛感情には
至らないでしょうが、熱い友情レベルまで登り詰める
ことができればそれで良いかなと思います。
おすすめ度は・・・
■■■■■□□□□□
ということにします。
このシリーズの感想はこちら。
●「ワールズ・エンド~Moonlight Illusion~」
●「ワールズ・エンド~Summer night Labyrinth~」
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