「KURAU Phantom Memory」Vol.8
Vol.8(19~21話)の感想です。
・・・いよいよ大詰めという感じです。
クラウにアヤカが合流し、さらにダグも復帰します。
そして、強敵のリナサピエンも現れます。
果たして、クラウはリナサピエンを抑えられるのか、
そしてGPOはどう動く?!という展開です。
ううむ。リナサピエンって、元来享楽主義者なんですね。
クラウのように、人に交わることで初めて人間性を
得ることができる。
そういえば、リナサピエンになったクラウも最初の頃は、
変な子でしたね。塔から落ちて、父親が泣く場面に遭遇して、
ようやく人間らしくなりましたっけ。
思えば、あれはリナサピエンという存在の如実に表して
いたのですね。純粋に巧いと感じる伏線です。
巧いといえば、GPO長官(一番の黒幕)が、キャリア組ではなく、
機動隊からのたたき上げだったというのも巧いといえば
巧いですよね。
単に黒幕というのであれば、なんだかな~という感じなの
ですが、黒幕にも一縷の理というのは、悪くないと思います。
「百合」的には強敵リナサピエン兄弟と戦うシーンですよね。
クラウとクリスマスが、抱き合って飛んでいたり、ちょっと
アイコンタクトしたり、珍しくクリスマスが攻撃したり。
なんというか、相棒以上の関係である、ということが判る
ちょっとしたシーンが多くてうれしいです。
シビアな戦いでも、見ているとなんだか幸せな気分に
なります(汗)
おすすめ度は・・・
■■■■■■■□□□
としておきます。
作画は、21話のAパートだったか、かなり崩れた
シーンがありました。オンエア版はあれが普通
だったのかなあ・・・だとしたら怖い・・・
以前の感想はこちら。
●「KURAU Phantom Memory」Vol.1,2
●「KURAU Phantom Memory」Vol.3
●「KURAU Phantom Memory」Vol.4
●「KURAU Phantom Memory」Vol.5
●「KURAU Phantom Memory」Vol.6
●「KURAU Phantom Memory」Vol.7
ところで、本日は池袋のビジネスホテルからお送り
いたしました(汗)
久しぶりの関東出張です。
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コメント
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アニマックスで撮り溜めたKURAUをもう一度見ながら、このブログを拝見しました。
「百合」という視点から見たら、別の楽しみ方がありますね。私も基本的にはクラウとクリスマスのほほえましい関係が好きで見ていたのですが、二つの布団があるのに、わざわざ同じ布団で同衾していたカットなどはチェックしてませんでした。
私(男)のような鈍感な人間にも百合的な感覚が伝えられるように、一度、キスぐらいはして欲しかったですね。
投稿: akihiriino | 2006.11.25 08:14
コメントありがとうございます。
>「KURAU」
この作品の「百合」としての評価は、リナクス
という設定にどれだけ恋愛と同様の感情移入を
できるかどうかによりますよね。
リナクスの設定としては、一緒に居るだけで
安定感を得られるのですが、恋愛感情レベルの
感情移入はキスから、という人も多いでしょうね。
私も、ふたりのイチャイチャを良いな~と思い
つつも、明確な「百合」としてのサインを求めて
居ました。
だから、やはりキスは欲しかったというのは
同意です。
リナクスの設定にかこつけて、キスさせて欲し
かったですね。ただそうするとSF作品としての
重さが失われる可能性があるので、リスクは
あえて冒さなかったということでしょうね。
私も久しぶりに再鑑賞したくなりました。
投稿: 虚人ねこ | 2006.11.26 01:23