「舞-HiME」6,7
第6,7巻(15~20話)の感想です。
第一印象は・・・予想はしていましたが、観るのが
つらい展開です。しかし・・・
15話でシアーズ財団の敗退が確定。やはり当て馬
でしたか(汗)
しかし、それゆえ、アリッサと深優の負けっぷりが
哀しげで、感情移入する要素は多いです。
このあと、HiME達は大いに揺さぶられることになる
のだけど、彼女らに比べたら、揺るぎない目的を
持っていたアリッサと深優の方がよほど格好良い
ですよね。
で、16話からいよいよこの作品の核心部分が始まり
ます。話の展開としては動的だし、鑑賞している
方も心理的に揺さぶられるし、アニメとしては良い
出来だと思います。
# 個人的には、もう少し日常生活の中で、心理戦が
# 始まる展開の方が良かったような気もしますが。
それにしても・・・主人公・鴇羽麻衣のヘタレっぷり
がどうにもイタダケマセンね。DVD3巻の感想で「流さ
れている」と書いたのですが、まさに流されていま
すね。自分の感情に流され、敵の罠に流され、男に
流され・・・なんだか、女版・碇シンジみたい(汗)
まあ、こういう主人公が居ても良いとは思うの
ですが、他のキャラクターがこのヘタレ娘に影響
されて流されるというのは、話の背骨を折りそうで
危なっかしいです。
対照的に20話までに、あまり流されなかった玖珂
なつきの方が、キャラクターとしての重みを醸し
出してきています。
藤乃静留の存在感も少しずつ増しているし、良い傾向
です。
さてさて、観るのがツライ展開ではありますが、
続けて次のエピソードを観たくなるようなパワーは
感じます。アニメとして良作の証拠でしょう。
おすすめ度は、
■■■■■■■□□□
としておきます。やはり15話が大きいですね。
19話の妖しい静留も良いですが(汗)
そうそう、数カ所でなつきは本当は静留好き?
と思わせるようなほのめかしがあります。
これもポイントですね。
以前の感想はこちら。
●「舞-HiME」1
●「舞-HiME」2
●「舞-HiME」3
●「舞-HiME」4,5
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