「舞-HiME」8
第8巻(21~23話)の感想です。
いよいよ大詰め。「百合」的にも見所が多い8巻。
第一印象は・・・観ていて心理的に揺さぶられます。
ある意味トラウマになりそう(汗)でも・・・
さて、話は黒曜の君が覚醒する所から、静留キレる
などなど、いろいろな事が発生する展開です。
とにかく、広い引き出しから、いろんなものが
飛び出してきます。
鑑賞していて、やはりアニメは楽しいなあ・・・
と感じました。
もちろん、話の内容は重いのですが、展開の
バラエティーさは非常に面白かったです。
前の巻まで、周りに振り回されるだけの舞衣が
悪に目覚めた?とはいえ、一方向に邁進するという
のは、やっと主人公らしくなってきた、という気が
します。
「百合」としては・・・
母の秘密を知ってしまい、傷心のなつきを、静留が
かくまう・・・という展開ですね。
二人とも和服。しっとりとした雰囲気のまま、数日
の時間が流れる・・・という表現が良いですね。
ぶっちゃけ、艶っぽくてエロいのです(汗)
二人ともフェミニンな感じだし(汗)
ムラムラしますわ~(汗)
静留はこの期間、想いを高ぶらせていたのでしょうか。
ある事柄をきっかけに、キレてしまうのですが、
これがちょっと納得いかないのですよね。
静留の想いの深さの表現は良いと思うし、キレた事
自体はそれほど納得できないわけではないのですが、
キラすにもそれなりの準備が必要なのではないか
と思うのです。
だって、なつきに想いを知られたとはいえ、決定的に
二人の関係が破綻したのでもないのに。ですよ。
作品の大部分、静留を謎の多いキャラクターとして
描いていた関係上、説得力のある性格描写が十分に
出来ていなかったと言うことかもしれません。
最初から、静留は腹黒かったのかもしれませんが
それだったら、キレるより野望を燃やして、残りの
HiMEを殺ってやる、という演出の方が、個人的には
納得できるような気がします。
ただ、少々納得できないながらも、このシーンの
展開はかなりガツーンとキました~!
「同じ穴のムジナ」を瞬殺するのですから。
こんなに「百合」的に動揺させられたアニメは、実に
久しぶりです。「少女革命ウテナ」以来かもしれません。
そういう経験をさせてくれただけで、この作品を
鑑賞して良かったなあと感じています。
それにしても、かわいそうなのは雪之。
「百合」も強くないと生き残れないのね・・・。
おすすめ度は、
■■■■■■■■■□
です。「百合」好きなら鑑賞する価値はあります。
以前の感想はこちら。
●「舞-HiME」1
●「舞-HiME」2
●「舞-HiME」3
●「舞-HiME」4,5
●「舞-HiME」6,7
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» 〜第23話『愛情と友情、非情』にみる、静留となつき〜 [静かなる、なつかしき想い。]
胃痛MAX。
●遥と雪之、静留となつき●
「やめろ! 静留っ!!」
「!!?」
「なつき…! あんた…今の聞いて…!?」
静留の取り乱した表情からも分かるように、かなり動揺しています。だって一番バレたくないヒトに、一番嫌なカタチでバレてしまったんですから。
「…」
「なつ…き…」
それでも、まだ自分のことを受け入れてくれるだろうか? と、試すように恐る恐るなつきに触れようとする静留。しかし、なつきの頬に触れた瞬間、
「いやぁっ!!」
激しく拒絶されます。本気で... [続きを読む]
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