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2006.01.04

「ガールズライフ」

木村卯月・著、新風舎、Jam Novels・刊

今年最初の感想はこの作品です。

昨年登場した「新風舎、Jam Novels」の「百合」
作品への期待度を占う作品です。

読後の第一印象は・・・こ、これは・・・
美少女ものと思いきや、やまじえびね風?
しかし結局は映画「百合族」?!

お話は・・・
同じ学園に通う、美紀と理恵はお互いに関心を
持っていたが、ふとしたことで知り合う。
仲良くなった二人だが、美紀には優しい彼(正人)
がいた。

という感じで、大半が彼女らの日常の描写になり
ます。よくあるライトノベルのようなアクション
っぽい展開は全くなく、ある意味、最近の少女
漫画や軽いレディース漫画っぽい内容だと思います。

それにしてもシロガネヒナ氏に絵に騙されました(汗)
イラストはかなり美少女ものっぽく、中身もまあ
そんなものだろうと思っていました。

しかし、蓋を開けると、やまじえびね氏の漫画
みたいなオトナの作品(に思えました)。
あの表紙を見ただけでこの作品を買った人はかなり
びっくりしたのではないでしょうか(汗)

そして、最後まで読んで、改めて考えると、やまじ
えびね漫画の深さは残らず、映画「百合族」位に
感じました。

# 中表紙のイラストが「百合族」のオープニング
# に思えてしまいます(汗)

「百合」として一番のネックはやはり正人の存在です。
個人的には、美紀が優しい正人と、気持ちを惹かれる
理恵の間で揺れ動く、というのは悪くないと思うの
ですが、人物の心理描写が甘いと思うし、さっさと
正人と(何度も)SEXしちゃうし、なんだかなーという
印象の方が強かったです。

美紀が正人にはっきり見切りをつけて、理恵に行く
というのなら、「百合」として評価できるのですが、
(いや、結果的にはそうなるのですが)どうも、納得
できないものが残りました。

確かに「百合」としてはハッピーエンドといえるかも
しれませんが、なんだか遺恨が残ります。

この作品は確かに「百合」ではありますが「百合族」
的な「百合」
だと思うのです。
つまり、先にエロありきで、「百合」にはそれほど
思い入れがあるように感じなかったです。

本当に「百合」指向の作家なら、あそこまで正人と
絡ませないと思うのですが、どうでしょう。
あれだけ濡れ場があれば、美紀に感情移入出来なく
なりますよね。

おすすめ度は・・・
■■■■■■■■□□
とします。

ライトノベルでこの内容という新鮮さが8点という
高い評価のポイントです。当然、普通に「百合」なら
もっと高評価だったのですが。

で、「新風舎、Jam Novels」の「百合」作品への期待
度なのですが、正直なところ微妙かな・・・と思います。

しかし、レーベルが出来たばかりなので、今年「百合」
ブームに火がつけば、案外やってくれそうな雰囲気も
あります。それに期待したいですね。

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