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2006.02.23

「舞-HiME」Side-B 愛と死の輪舞

ナカガワヒロユキ・作、徳間デュアル文庫

さて、後半です。

読後の第一印象は・・・原作(アニメ版)の納得できない
部分の大半が納得できるようにできています。しかし、
「百合」的には?

アニメ版は後半になるにつれ展開が早くなっていきます。
そのせいもあってか、キャラクターの細かな設定や心情
まで表現できていなかったように思えます。
(ただ、スピード感のある展開を意識していたという
ことはよくわかるので、このあたりは致し方なかった
と言えるでしょうが)

このノベライズではその辺りのかゆい所に手が届く造り
になっています。本当に正統派ノベライズと言った
ところです。

特に、主人公・鴇羽舞衣の内面の描写を多く補完している
ので、アニメ版で感じた「流されている」印象はずいぶん
薄められたと思います。
主人公がしっかりしていると、作品全体の印象も引き
締まって感じました。その影響か、幾分暗い印象なのです
が、前半から予想した程度の暗さではなかったです。

肝心な「百合」としては・・・
私がアニメ版で一番気になっていた、静留の「キレ」は
ほとんど同じです。しかし、あるたった一つの事実を
補完したことで、「キレ」より腹黒な静留の印象が
強くなったと思います。

静留は最初からなつきを墜とすべく行動していた。
そして、古民家のシーンではどうやら間違いなく、寝て
いるなつきを喰っていたということがアニメ版より
強く暗示されています(汗)

個人的には、「キレ」(=ある意味他人に流される)より
腹黒(=自分の欲望に素直)なキャラの方が好きなので
これはこれでアリだと思います。

そして、遥が消えた後の雪乃もポイント高いです。

遥が消えた後、雪乃が落ち込まずに、遥の意志を次ぐ
強さをみせる、というのは嬉しかったです。

書いてきたように、「百合」的にも良い具合に補完
されてはいるのですが、やはりアニメ版のビジュアル
的なオイシサ
には届いていないように感じました。

「百合」としてポイントが高い心理描写が追加されて
いるわけではなく、ビジュアル的なインパクトもない
ため、「百合」は結局「ワキ」だったという印象が
強くなっているようにも思えました。

結論。

アニメのビジュアルがあり、このノベライズの丁寧な
描写
があったら、完璧だったのに!

ということで、後半のおすすめ度は
■■■■■■■■□□
というところです。

ポイントはアニメ版の総合評価より下ですが、非常に
真面目なノベライズだったと思います。
アニメを鑑賞した後は是非読んで頂きたい物件です。

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