「鋼鉄の白兎騎士団」I
舞阪洸・作、ファミ通文庫・刊
読後の第一印象は・・・明確な「百合」展開はあり
ません。しかし、「百合」に発展しそうな要素は
多いです。あとは作者次第と言うところです。
お話は、剣と魔法のヒロイックファンタジーもの。
この世界には通称「鋼鉄の白兎騎士団」という女性
だけで構成された軍団がありました。
この1巻では主人公・ガブリエラを中心に、白兎
騎士団への入団試験の顛末が語られます。
最近としてはあまり例にないような重厚なヒロイック
ファンタジーに仕立てよう、という意図が感じられ
ます。もっとも、女性だけの軍団という時点で、
リアル指向ではないのですが(汗)こういうのを真面目
にやろうという意図は悪くないと思います。
主人公・ガブリエラが智者である、という設定も
目新しくて面白いです。
肝心な「百合」としては・・・
ガブリエラと彼女を慕う従者・レオチェルリ、ガブリ
エラの実力を認めているライバル・ドゥイエンヌ
と従者のマルチミリエなど、期待できそうな要素は
多いです。
しかし、今のところ、はっきりと「百合」に発展しそう
なのはガブリエラを慕うレオチェルリだけですね。
また、舞阪洸氏は「プリンセス・ミネルバ」などで
強い女性キャラが好きというのは知っているのですが、
「百合」要素ありの作品は今までなかったと思います。
その辺りがポイントになりそうです。
(全作読んだわけではないですが)
しかし、話としては面白そうなので、次回作も買う
つもりでいます。化けてくれたらモウケモノ、という
スタンスです。
ということで、おすすめ度は、まずは
■■■■■□□□□□
としておきます。
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» 鋼鉄の白兎騎士団(1) 感想 [ライトノベル・漫画が好き☆]
鋼鉄の白兎騎士団 I舞阪 洸 伊藤 ベン エンターブレイン
なんていうかエロいです。表紙からしてエロいですね
評判が良かったので読みたかったのですが表紙のせいでなんとなく敬遠してました
... [続きを読む]
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