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2006.02.02

つ、ついに買ってしまいました!!

なにって、アレです!

吉屋信子先生の色紙です!!

本日、会社を休んで熟考したすえ、ついに、
ついに買ってしまいました。

20060202
※無断転載を禁止します。

北原白秋の詩にて
なつかしき柳河の
城下町を見たるに

昭和十六年新春

吉屋信子

・・・と書かれています。
(実際にはガラス面の額に入っています)

実は、これを買うにあたって、私はかなり悩み
ました。というのも、この色紙、疑問点が2つある
のです。

まず一つは、落款(署名)。

最近はネット上でも吉屋信子のサインを見ることが
できます。それらと比べると、「信」の字が少し堅い
ように思えなくもないです。

ただ、この色紙はあらたまって書いているような
雰囲気なので、気を入れて書いた結果かもしれ
ません。

そしてもう一つ。こちらの方が重要です。

実は、吉屋信子が昭和16年1月に福岡県柳川市で
この色紙を書くことはあり得ないのです!!

なぜなら昭和15年の年末から翌年の2月にかけて、
吉屋信子は日本にいなかったのです!!

「ゆめはるか吉屋信子」田辺聖子・著
「風を見ていたひと 回想の吉屋信子」吉屋えい子・著

にそのあたりのことが書かれています。
実は会社を休んだわけは、事実関係を図書館で調べる
ためだったのです。「ゆめはるか」は所持しているので
他の文献を漁りに。(・・・何やってんだか)

ちなみにその海外渡航の記録が
「私の見て来た蘭印」という1冊にまとめられている
そうです。(これは図書館にもなかった)

しかし、買う決断をした理由はあります。
まず、落款。「信」が少し堅いと言っても、ほかの字は
文献に見られるものに近いです。全体のバランスも
良好です。

そして、もし私が贋作者とするなら、吉屋信子の贋作は
造らないと思うのです。
より高額取引される作家なんてたくさんいるわけです
から。(という思い込みを狙って造られた可能性も
ありますが)

また、旧暦の1月なら新暦の2月でもおかしくないし、
日本に戻ってきた直後に書いたのであれば「新春」と
言っても問題ないように思えます。

また、吉屋信子は蘭印から戻ってきてから、日本各地
で公演を行ったそうです。その時に、福岡に来たの
かもしれません。郷土の有名人を出したり、ちょっと
リップサービスっぽい文章の内容は来訪があったこと
を裏付けているように思えます。
(ただし「ゆめはるか」には福岡の記述はなかった)

私が福岡出身だから、というのも背中を押された理由
になると思います。

そして・・・古書店の店主も、「絶対間違いない」
言っていましたし・・・
# でも、私が昭和16年1月に日本にいなかったことを
# 伝えると、トーンダウンしていましたが(汗)

そうそう、店主はこうも言っていました。
「クレームをつけるような人がいたら、返金してやる」

・・・ということで、どなたかこの作品の真贋を
見抜ける方はいらっしゃらないでしょうか。

店主が忘れてしまう前に・・・!

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