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2006.03.29

「プーの一族」#4 森とおばけと迷子の仔猫。

小山たまき・作、サークル「ぽぇM。」刊の同人誌です。

通称プー荘というアパートを舞台にした、ゆる~い
けれど、ときどきほろっとさせられる女の子達の
「百合」な関係が描く、シリーズ4巻目です。

今回は・・・
旅行の途中で、プー荘のメンバーとはぐれてしまった
真依とモモ。暗い森の中で、不思議な少女・未架と
出会う。そして、3人になった彼女たちの前に、
なんと城が!
城の中にはこれまた不思議な少女・有紗がいて・・・
というお話。

この作品は、いままであくまで現代劇だったのですが、
今回は珍しくファンタジーっぽい雰囲気を出しています。
まあ、プー荘の女の子達は元もとファンタジーっぽい
と言えばそうなのですが、今回はいつもとひと味違い
ます。

今回は真依とモモが描かれると思っていたのですが、
予想に反して、有紗と未架の関係が重点的に描かれます。
この二人はお姫様と小姓という雰囲気の関係で、この
設定自体は、私のツボにはまる設定でした。

しかし今回のファンタジーっぽい設定が、イマイチ
浮いているように感じ、ラストの泣かせどころでは、
それが原因で感情移入に欠けるような気もしました。

あとがきで「難産だった」というようなことを吐露
されていますが、まさにそういう雰囲気を感じました。

もう少し落ち着いて煮詰めれば、もっと良い作品に
なったのに・・・という気がして、ちょっと残念な
気がします。

ただ、この作品は初期「マリア様がみてる」のような
寸止め「百合」を正当に継承している、希少な作品と
言えるので、個人的にはとても期待しています。

今回は小説としては難ありでしたが、真依とモモも
未架と有紗も悪くはなかったと思いますし、同人です
から、小説としての完成度は高望みできません。

「百合」小説を書こうという意志はとても評価できる
と思います。

ということで、おすすめ度は・・・
■■■■■■■■□□
ということにします。

9にしようかと悩みましたが、あえて8にしました。
次回作に期待!

このシリーズの過去の感想はこちら。
「プーの一族」#2 虹とダンスと大阪娘。
「プーの一族」#3 夏とパンクとボクらの未来。

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