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2006.03.27

「マリア様がみてる 未来の白地図」

今野緒雪・作、集英社コバルト文庫・刊

今月末に最新刊(23巻)が発売されますが、第22巻
(一つ前)の感想です。

今回は、瞳子の謎の家出騒動を縦軸に、祐巳と祥子さま、
由乃と令さまという、卒業を迎える3年生と2年生の
微妙な関係が描かれます。

そして、祐巳の妹決定か?という最大の読みどころも
あったわけですが・・・

「マリア様がみてる」としても、最近になく会話
中心
に話が進みます。なんという地味な展開(汗)
しかし、それでいて読ませるパワーがスゴイのです。
落ち着いた会話劇なのに、スリリングだったり
エキサイティング(?)だったり。そういうのはさすが
は「マリア様がみてる」ですね。

会話劇でここまで読ませるライトノベルは少女小説を
探してもそう多くはないと思います。
それだけ、キャラクターの立て方が絶妙といえる
でしょう。

「未来の白地図」というモチーフも巧いですよね。
読者にも、祐巳や瞳子が抱いているであろう、漠然
とした不安
を感じさせることに成功していると思います。

で、「百合」としては・・・
個人的には祐巳と瞳子の関係って、どう考えても
恋愛は絡まない、「広義の百合」なんですよね。
だから、「百合」度が落ちるのは仕方がないのかと
諦めモードだったのです。

しかし、柏木に嫉妬心をメラメラ燃やす祐巳や、以前
では考えられなかった(二人の世界を創っている)祐巳と
祥子さまの雰囲気など、「百合」としてポイント高いと
思います。
こういうところをしっかり押さえている今野緒雪氏は
やはり、「判っている」と確信します。

祥子さまと令さまの友情が描かれる短編も良かったです。
なんだかんだ言って、祥子さま大好きな私としてはこう
いう一面が読めて嬉しかったです。

個人的に、「マリア様がみてる」のベストカップルは
祐巳と祥子さまだと思っているので、久しぶりに
この二人にスポットがあたったようで、とても楽しめ
ました。

おすすめ度は・・・
■■■■■■■■□□
とします。

祐巳の妹はさらに混沌としてきました。
祥子さまはリリアン大学に進学、ということが決定
したのですが、本当にそうなるのでしょうか。
この時期に決定したのは、逆に一波乱ありそうな
予感がします。

過去の感想はこちら。
「マリア様がみてる イン・ライブラリー」
「マリア様がみてる 特別でないただの一日」
「マリア様がみてる チャオ ソレッラ!」
「マリア様がみてる バラエティギフト」
「マリア様がみてる 妹オーディション」
「マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ」

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