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2006.03.07

「まるくすタン~学園の階級闘争~」

おおつやすたか・著、サンデー社・刊

内容的にアダルトに分類されるのかかなり微妙なの
ですが、amazonも警告を出さないし、一般作品として
扱います。

第一印象は・・・私を苦しめる不思議な作品です(汗)
この作品が存在することが最大の謎といえるかも
しれません(汗)正真正銘の怪作です。

筒井康隆「虚航船団」の第2章「鼬族十種」を彷彿
とする、世界史パロディです。
しかし「虚航船団」と比べたら、完成度の低さは否め
ませんね。

というか「虚航船団」があまりにスゴイ作品なので
比べるべき作品があるのかどうか判りませんが。

閑話休題。

「百合」としても難しいですね。こういうネタ小説で
「百合」要素が大きなウエイトを占めているという
のは光栄なことではあるのですが、どうせやるなら
もう一歩踏み込んで欲しかったです。

あと、この作品。意味なくエロいのですが(汗)エロ
としては珍しくエロ率(全ページにしめるエロ描写の
割合)が低い(20%程度)のです。

そういう意味でも謎な作品です。

まあ、悪口ばかり書いているような感じなのですが
まるくすタンとえんげるすタンが活躍する第1章
それなりに面白かったです。

二人の凸凹コンビっぷりが、意外と楽しいのです。

でも第2章は、なんというか歴史をなぞるだけで
アップアップだったという印象です。
それなのに、意味なくエロ度は増すし、空回りして
いるような印象さえ受けました。

ということで、おすすめ度は
■■■■■■■□□□
とします。

あまり声を大きくしておすすめできる作品ではない
ですが、エロがあっても変わった物が読みたいという
方はどうぞ。

やはり最後はこれで閉めましょう。
♪ゲ~バルト、デカンショ~~ホイ!
(大城晋「資本論のブルース」から)

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