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2006.04.18

「濡れた心~レズビアン殺人事件~」(1981)

このTVドラマ版1981年に製作されたものです。
トシ役は当時のアイドル、大場久美子。時代を感じ
ますね。

原作は多岐川恭江戸川乱歩賞も獲得した1958年
推理小説です。

まず、お話の内容をおさらいすると・・・
小村トシは名門女子高に通う生徒。しかし、両親に
先立たれ刑事である兄・釣一と二人暮しという境遇で
あった。
トシは学園のアイドル・典子と大の仲良しだったが、
典子と彼女の財産を狙う人々が複数いることを心配
していた。そんな折、典子を狙う一人であった、野末
教諭が何者かに射殺される。そして繰り返される殺人。
犯人は誰?そして犯人の目的とは?!
という内容です。

鑑賞後の第一印象は・・・寿利の扱いに唖然、呆然(汗)

でも、サスペンスとしては仕方がない(?)変更だし、
全体を通してドラマとしても上手くできていると感じ
ました。

寿利は原作では、ミステリアスなキャラクターで、典子の
恋人という印象が強かったですが、ドラマ版はアバレズ
・・・じゃなかったアバズレもいいところ。この扱いは
アンマリダー!!
見た目が不良っぽいので、「お姉さま」とか言われても、
萌えません~(泣)

他の違いとしては、舞台が横浜になっていることで
しょうか。原作は地方名門女子高という感じだったので、
ある意味リアルになったと思います。
(でも、学園での描写が少ないのであまり意味がないかも)

あと、原作には、推理モノとしては致命的な物証の穴
あるのですが、ドラマ版では、トリックをシンプルにする
ことで、ふさがれていました。納得の修正だと思います。

また、ドラマ版の巧いところは、小村兄妹のドラマとして
描いていることだと思います。
釣一が若くて血気盛んな刑事として好感が持てるキャラ
クター
になっていて、事件の核心に近づくほど、苦悩する
のも巧かったと思います。(原作よりドラマチックでした)

男性陣の演技は総じて好感が持てるものでした。

対して、女性陣はちょっとイマイチ。
大場久美子もよく言えば初々しい、悪く言えばぎこちないし、
典子と寿利も、この当時のサスペンスドラマらしく、お色気
担当
で、存在感が薄いし。

そういうこともあり、典子が「学園のアイドル」という設定
自体が揺らいでいる印象です。

また、日記形式の原作に比べて、誰が誰のことをどの程度
想っているのかが判りにくいのも「百合」的にはマイナス
です。

しかし、原作には遠く及ばないものの、一応「百合」ポイ
ントは押さえていると思いますし、懐かしいサスペンス
ドラマとしては十分に楽しめる内容だったと思います。
そして、ラストの盛り上がりは、ありがちな演出とは
わかっていても感動できるものでした。

おすすめ度は・・・
■■■■■■■□□□
としておきます。

「百合」要素がある、懐かしいドラマを観たいという方には
おすすめします。
でも、そうでないなら断然、小説版をおすすめします。

原作(小説版)の感想はこちら。
「濡れた心」

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