「かみちゅ!」2~8
アニメ版2~8巻(最終巻)までの感想です。
今回は、まず昔話から(汗)
今を去ること15年くらい前。私は高橋留美子の非公式
ファンクラブに属していたことがあります。
そのクラブ内で流行った言葉がありました。それは
「ラブコメ大好きおやじ」。
漫画のファンジンに属している人(特に男性)は、多か
れ少なかれ、恋愛に関しては恵まれない青春を送って
きたと思われます。
30台も半ばに差し掛かり、そんな空虚な青春を取り
戻すかのように、ラブを欲し、コメで癒されようとする
のです。
ファンクラブの中で、それまで硬派な言動をしていた
人がある日突然、まなぬるーいラブコメ作品を絶賛
する(今的に言うなら「萌える」)ようになるのです。
そんな彼らを、少しの批判と、多くの共感をもって
表現した言葉、それが「ラブコメ大好きおやじ」なの
です。(決して蔑んだ言葉ではありません)
・・・えーと、なぜこのような話をしたかといえば、
つまり、舛成監督や、倉田氏は現在「ラブコメ大好き
おやじ」状態ではないかということです。
全巻のオーディオコメンタリも聴いたのですが、そう
いう気がしてなりませんでした。
ということで、この作品に関していえば、まあ時期が
悪かったのかなと(汗)
それでも、アニメとしては真面目な作品だし、火星人
の話とか神の国の話とか、ファンタジー指向に作品は
十分楽しめました。
もともとそれほど「百合」的に期待していた作品でも
ないし、それなりに楽しめたので良いことにしましょう。
# と言いつつ、やはり最後は観るのが辛かったです。
# やはりヘテロは食べられませんね。
舛成監督、倉田氏の次回作に期待しましょう。
あくまで「百合」としてのおすすめ度は
■□□□□□□□□□
とします。
このシリーズの感想はこちら。
●「かみちゅ!」1
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