「アイドルマスター」2 ときめきのSummer Days
斉藤ゆうすけ・著、ファミ通文庫・刊
ナムコのアーケードゲーム「THE IDOLM@STER」の
ノベライズ、シリーズ2巻目です。
前回は「百合」としてはキビシイ内容でしたが、
さて、今回は?
読後の第一印象は・・・
前回よりかなり善戦しています。でも・・・
奇跡は起こらなかった・・・
さて、今回は前作で脇役登場した三人娘のアイドル
ユニット・Proroの結成秘話的な内容です。
今回、なにが良かったって、プロデューサが女性なの
ですよ。こういう作品はプレイヤーキャラクターの
性別で「百合」的には天国と地獄に分かれますよね。
前半は、マネージャー候補(後にアイドル候補になる)
律子とプロデューサが対立するなどで、「百合」的
には期待させます。
後半も律子とアイドル候補生の春香や雪歩とも良い
感じで仲良しになるし・・・
でも・・・それだけなのですよね。残念ながら。
斉藤ゆうすけ氏はあの、「アーケードゲーマーふぶき
#恋愛STAGE」を書いただけあって、「百合」的に
良い雰囲気を出している部分もあるのですが、もう
一歩の踏み込みが欲しかった所です。
○三人娘には「百合」の花は咲かない法則
○大手ゲームメーカーのメディアミックス作品には
「百合」の花は咲かない法則
という二大法則が成り立つこの作品は、やはり
鬼門だったのでしょうか。
まあ、今回は、妄想の入り込む余地はあるので、
おすすめ度は
■■■■■□□□□□
とします。
このシリーズの感想はこちら。
●「アイドルマスター」1 やすらぎの旋律
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