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2006.04.06

「ホーンテッド!3 ラッシュ・アンド・ラッシュ」

平坂読・著、MF文庫J・刊

第一印象は・・・あーあーあああああーあ、あ、
あーああああー、んーんーんんんんんーんん・・・

今回の舞台は北海道
主人公・久遠悠紀の血のつながらない妹にして、
剣客の久遠くおん初登場。前半は北の大地を舞台に
刺客との死闘が繰り広げられます。

前半のアクションは、妙に空騒ぎっぽくて、この
シリーズとしては珍しく、後半のシリアス展開を
予想できました。しかし、まさかドラマ「北の国から」
のような一大ヒューマンドラマになるとは予想でき
ませんでした。

あ、「北の国から」は馬は育てないっけ?
だったら「優駿」?

まあ、とにかく。
優良な人間ドラマという感じの話が展開します。
また、いつものハッタリ少女らしくない、暗い部分を
にじみ出させる悠紀の描写が重いのです。

こういう重さは、古典的なドラマとは異質なもの
ですよね。そういう点もあって、上に書いたような
有名なドラマのパロディという印象は意外なほど感じ
ませんでした。

「百合」としては・・・
今回は、重い展開なのですが、悠紀はいつものように
女の子にモテモテです(汗)

しかし、今までのような遊びっぽい雰囲気はあり
ません。悠紀の義妹たちによせる感情の中に「家族」
という存在への切々たる想いを感じさせるのが
巧いですよね。

ただ、「百合」的の本命である深春は、やはり影が
薄いのです。(ゴーストだから、というのもあるで
しょうが)

この作品は、たしかに「百合」要素は多いのですが、
──しかも4コマ漫画の「百合」要素みたいな薄さ
でもない──要素が多すぎて、逆に本命を見失いそう
なところがマイナスと言えるかもしれません。

次回は、否が応でも悠紀の生い立ちの秘密に話題が
いくのでしょう。そして、深春との仲がどうなるのか。
4巻(最終巻)に興味津々です。

ということで、おすすめ度は
■■■■■■■■□□
とします。

このシリーズの感想はこちら。
「ホーンテッド!」
「ホーンテッド!2 コトコトクライシス」

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