「リリカル・ミステリー 盤上の四重奏」
友桐夏・作、集英社コバルト文庫・刊
女の子達の心理的な戦い(?)を、リリカルに描く、
このシリーズ3作目。今まで「百合」的には低調
でしたが、そろそろなにか出てこないでしょうか・・・
読後の第一印象は・・・今回も意味深な展開なの
ですが、「百合」的にはいつも通り低調でした(汗)
今回のお話は・・・
ある特殊な塾に入学した「特殊な存在」都が主人公。
彼女の周りの集まる少女・少年の正体とは・・・
毎回そうなのですが、心理的な駆け引きというか、
一癖も二癖もある女性主人公の心理描写が良いのです。
確かに、あまり一般受けしそうにない、ちょっと
腹黒い女性キャラが多いのですが、それがこの
作品の魅力だと思います。
あと、ヘテロに見せかけて実は・・・というのも
良いと思うのです。
ああ、これで明確な「百合」要素があったら・・・
と思うと残念ですね。
全く「百合」要素がないという訳ではないのですが、
それこそ妄想120%は必要なので、「百合」作品だと
言い切れないのがツライです。
また、3巻連続で「百合」要素は低調だし、作者は
「百合」指向ではないということははっきりした
ような印象です。
4巻も読むとは思いますが、「百合」的な期待度は
低めに設定せざるを得ないです。
■■■■□□□□□□
とします。
このシリーズの過去の感想はこちら。
●「リリカル・ミステリー 白い花の舞い散る時間~ガールズレビュー~」
●「リリカル・ミステリー 春待ちの姫君たち」
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