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2006.07.10

「ロマンスの温度差」3

怨念バッテリーというサークルの同人誌です。
ライターは岡田桃子氏。2005年の冬コミ本です。

滝川なおと藤枝ゆかり。(なおの一方的な)ライバル
関係にあった2人が、何故か恋人同士に!
甘くて、狂おしくて、ちょっと辛い、学園
「百合」ロマンス。第3巻です。

読後の第一印象は・・・なるほど。こうきましたか。
この作品はいつも同人誌としては最大級に楽しませて
くれます。今回も楽しめました~

舞台は三流学校、五島高校。男女比7:3のこの高校
に、女子の意志を無視したイベントがあった。
その名は「ヴィーナススクランブル」。
前年のヴィーナススクランブルで、藤枝を守れなかっ
た滝川なおは、このイベントを潰すために、生徒会長
に立候補する・・・というお話。

今回は、前作でなおが女の子を好きなことに対して
いじめめいた発言をした、なおの従姉が、実は死んで
いたとことが発覚したり、第三者の力で(?)なおと椿
先輩(♀)が××したり、波乱含みです。

でも、この作品の持つ、古き良き、80年代の少女小説
の雰囲気
が良いですよね。
怨念バッテリーでは森奈津子氏の同人誌を上梓した
ことがある位ですから、ある程度の影響を受けている
ことは間違いないと思いますが。

最近のライトノベルでは登場人物がクールだったり、
ダウナーだったりということがありますが、この
作品は藤枝以外は、みんなみんな濃くて、熱い
です。そういうのに80年代を少し感じますね。

ラストで感動的なシーンがあるのですが、それも
学校がまだ熱い場所だった時代を思い出させます。

また、本編のほとんどを滝川なおの一人称で進むの
ですが、なおの心の揺れが非常に良いのです。
普段は活発少女のなおが、藤枝が隣にいると、心を
乱し、いないと寂しがる。

これぞ「百合」!!という感じです。

正直、ちょっと背伸びを感じる表現などに、商業
作品にギリギリ届いていないと感じる時もありますが、
「百合」としては間違いなく一級品だと思います。

それにしても、今回はかなり宿題を残しましたね。
風子の存在や椿先輩との関係。

どのように収拾をつけるのでしょうか・・・
予想は付くのですが、その通りだったらちょっと
困るかも・・・
まあ、作者の手腕に期待しましょう。

おすすめ度は
■■■■■■■■■■
とします!(個人的な好みがかなり入っていますが)

このシリーズの感想はこちら。
「ロマンスの温度差」
「ロマンスの温度差」 2

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コメント

「ロマンスの温度差」
こちらのブログで知り、購入しました
男が出る物はなるべく避けたいとは思うのですが、この作品はそんな私でも、読後感が凄く良かったと感じさせる作品でした
まあ、女性だけの方が良かったなという事はあるんですけどね、(笑
第3弾、生徒会長選も、普通の選挙選にはしないで、ハラハラな展開・会長に選ばれた者が言った意外な一言から、~が会長になり、最後の新旧会長交代シーンはジーンとくるものがあり、読み応えのある作品でした。

コメントありがとうございます。

>「ロマンスの温度差」

は、同人誌と言うこともあってか、「百合」界
ではそれほど話題に上がることはほとんどないの
ですが、私はかなり評価しています。

同じように好きになってくれる方がいて、私も
嬉しいです。

「百合姫」文庫が創刊した暁には、既刊分を
発売して欲しいですね。
そういうのって出来ないものでしょうか。

夏コミに出る予定の4巻が楽しみです!

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