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2006.07.16

「制覇するフィロソフィア」

定金伸治・著、集英社スーパーダッシュ文庫・刊

漢たる女の戦いと野望を描く、渾身の怪作誕生!!

読後の第一印象は・・・この作品ってSFだったの
ですね(汗)
「百合」として、設定的に賛否両論あるかもしれ
ませんが、私は「百合」だと思います。

お話は・・・
漢たる女が『哲』(フィロソフィア)で戦う時代。
日本国に、今、ひとりの風雲児が立ち上がろうと
していた!!
女の名は、御間城和。相棒の水縄皆見とともに、
帝(すめらぎのみこと)を目指す娘達が集う、帝塾
に挑む!!熱い女の物語が始まる!!

いや~、笑わせて頂きました。この作品。
ツッコミ所は多いのですが、熱さとイキオイで
押し切られます。
買ったときに「魁!女塾」と書いたのですが、まさに
そういう作品です。

序盤は、嵐馬破天荒氏のパロディしか知らない私
でも判るような、「男塾」のインスパイアで押し
まくります。
「男塾」の暑ぐるしい男達が、すべて娘達になって
いると思いねえ。

後半は和と皆見の絆、というより、はっきりとした
愛情のようなものを感じます。「百合」的には高
ポイントです。

この作品を語る上でポイントになるのが『哲』と
『女』という存在でしょう。

『哲』はいわば、「LOVEELSS」スペルに近い
ものです。しかし、スペルのように言葉の強さが
物理的な強弱に直結するのではなく、論理的な
堅さが物理的な強弱に直結します。

『哲』の差が大きい場合は、弱者が一方的に翻弄
されるという設定も面白いです。

『哲』は少年マンガなどで、熱い言動をするキャラ
クターの方が、必ず勝つという思想をそのまま表し
ているともいえる設定です。
(作者の少年マンガ好きがよく判ります)

そして『女』。この世界の女は子を産みません。
したがって乳房もありません。
前述したように、女は戦う存在なので、一般的な
女は、現実世界の男と同じような存在です。

ここで、疑問が生じると思います。
『女』であるという意味はあるのか。

・・・実はあるのです。和の相棒、皆見はそれを
体現する存在で、「百合」的にも意味のある部分
です。作者がある程度「百合」を意識していると
感じさせる部分でもあります。

まあ、久しぶりにバカみたいに熱くて、オイシイ
作品を読ませて頂きました。こういう作品がスー
パーダッシュ文庫から出てきたのは嬉しいですね。
第2巻に期待大!!

ということで、おすすめ度は
■■■■■■■■□□
とします。心情としては9をつけたいですが、
クセのある作品あので、他者にお勧めするなら8が
妥当かと。

ところで、第2巻の予想。
皆見「しっかし早いもの。あの京都天葉決戦
からもう一ヶ月」
<ゴゴゴゴ!!>
謎の声「帝塾の戦士よ、ようこそこの女子十二
獄房へ!」
「なに!女子十二獄房だと!?」
「知っているのか檜山!?」
もちろん檜山が一番最初に戦い、負ける役に・・・

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