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2006.08.10

「ハニー&ハニー 女の子どうしのラブ・カップル」

竹内佐千子・作、メディアファクトリー・刊

今年の5月頃、地元の大きな書店に行くと、何故か
「百合」コーナーが出来ていました。
と言っても棚3段分くらいで、ほとんど知っている
作品が並んでいたのですが、唯一知らなかった作品が
これです。

読後の第一印象は・・・いわゆるビアン系の作品です。
ビアン系って濃厚にセクシャルだったり尖っていたり
一般ピープルを寄せ付けない雰囲気を出している作品
もあるのですが、この作品は気軽に読めるのが良い
ですね。
「百合」好きで本物のレズビアンに興味がある方には
初心者向けとして、おすすめです。

さて、作品はエッセイ形式の漫画になっています。
レズビアンがどのように生きているか、何を感じて
いるかを軽いタッチで描かれています。

個人的にはこの手の作品は良く読んでいるので、
目新しい情報はなかったのですが、「あまずっぱい
目覚め」
は、クリスタ・ウィンスロー「制服の
処女」
の前半のような「痛さ」が描かれていて、
なかなか良いと思います。

これは持論なのですが、「百合」「ビアン系」
最大の違いは、やはりセクシャリティの自覚とその上
人生の重さがあるかどうかだと思います。

だから「あまずっぱい目覚め」のように、幼さ故の
セクシャリティの無自覚による痛さは「百合」にも
通じると思うのです。

まあ、堅い話はおいといて(汗)

この作品は重くなりすぎないのが良いのです。
「萌え」などの、受けの良い絵柄ではないですが、
レズビアンに興味がある「百合」好きには是非読んで
欲しいですね。

おすすめ度は・・・
■■■■■■■■■□
としておきます。

個人的には、「萌え」とはいかないまでも、ウケの
良い絵柄で、本格的なレズビアンもの(レズビアン
として生きる重みを感じる作品)を観てみたいですね。
漫画でもアニメでも。

現在、それに一番近いのは岸虎次郎氏の「MAKA-
MAKA」
かもしれませんが・・・。

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