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2006.09.15

「ヤングガン・カルナバル ドッグハウス」

深見真・著、徳間書店Edge・刊

ヤングガン(殺し屋)の少年と少女の青春を描く、
アクションバイオレンスノベル。シリーズ5作目!

それにしても深見真氏の作品が5巻も続くなんて、
初期作品から読んでいる一ファンとして感慨深い
ものがありますね。

しかも、今回の帯は森奈津子氏。これはかなり
意外でした。でも嬉しかったです。個人的に。

さて、今回は・・・虚が殺され、弓華も拉致され、
塵八は抜け殻状態。最悪の状況の中、ヤングガン
は立ち直ってゆく・・・と言う展開です。

では、あの二人にレビューを任せます。

百合(仮):カ、カノコちゃんかわいそ~!(泣)

こころ(仮):イキナリ核心ね。

百合(仮):だって、だって~!!あんなのないわ~!!
好きな人の前でなんて、ああ、ああ!

こころ(仮):はいはい。
ところで、この作品はあくまで青春ものだと思うの
だけど、そういう意味では今回の「立ち直り」
展開は王道と言えるかもしれない。

百合(仮):ぐすっぐすっ。

こころ(仮):でも、私は琴刃とメイドにはちょっと
違和感を覚えるわ。今までハイブリッドの敵はむく
つけき男共だったじゃない。
それが、いきなり高飛車な殺しの王女様と双子の
メイドだもの。深見先生はライトノベルに忘れ物
をしてきたのかもしれないわ。

百合(仮):ううっ。そのメイドが~!カノコちゃん
を~!!

こころ(仮):まあ、でも、徳間書店Edgeの読者層は
ライトノベルよりほんの少し年上という印象だし、
ライトノベルからの読者を引き寄せる効果はある
かもしれない。

百合(仮):どーして、こころ(仮)ちゃんは平気
なのよ~。

こころ(仮):いいじゃない。男にやられたわけじゃ
なし。

百合(仮):よくないわ!わたくしは好きな人以外
いやだわ!!

こころ(仮):単に意見の相違よ。好き嫌いの問題。

百合(仮):いや、いや!こころ(仮)ちゃんがそんな
こと言っちゃあ!

こころ(仮):・・・(溜息)
そういう女は嫌われるわよ。

百合(仮):・・・え、えと。そうそう!
今回「百合」要素が少なかったのは不満だわ。
話のメインが塵八だったからしょうがないところ
だけれど。弓華ちゃんにとっては恋人が暴行される
し、自分も陵辱?されるし、踏んだり蹴ったりね。
しかも、塵八より影が薄いみたいだし。

こころ(仮):なによ。その立ち直り方。
まあいいわ。今回は前回より文章の軽さは感じ
なかったけど。私はこれくらいが一番読み応えが
あると思う。ドッグハウスでの壮絶な描写もある
けど、トラウマになるほどじゃないと思うな。

百合(仮):わたくしはトラウマになったわ。
こころ(仮)ちゃんに嫌われそうになって。

こころ(仮):はいはい。じゃ、評価。2点ね。
テンポの良い文章と言い、重い部分の抑え方と言い、
ノベルとしての完成度は高かったと思うから。

百合(仮):わたくしは3点。弓華ちゃんはもっと
目だって欲しい。いえ、目だつべきだわ!!
それにしても、カノコちゃんはかわいそうだったわ。

こころ(仮):総評は
●●●○○★★☆
ね。まあ、話は一段落したし、この事件で弓華と
カノコはより深い関係になったとも言えるし、
「百合」的にはこれからの二人の関係に注目。
というところね。

百合(仮):わ、わたくしの台詞を~!!

このシリーズの感想はこちら、
「ヤングガン・カルナバル」
「ヤングガン・カルナバル バウンド・トゥ・バイオレンス」
「ヤングガン・カルナバル 銃と恋人といま生きている実感」
「ヤングガン・カルナバル 天国で迷子」

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