「断罪者 TETRAGRAMMATON LABYRINTH」3
いとうえい・作、ワニブックス・刊
中世から近代化に突き進むヨーロッパを舞台にした
スプラッターありの魔物アクション。3巻です。
読後の第一印象は・・・2巻の最後でメグとアン
ジェラって実は姉妹?という示唆がされるのですが
実は姉妹ではありませんでした。これは一安心。
「百合」としては一歩すすんだ印象さえありますが、
話の完成度は・・・
今回の舞台はネパール。メグとアンジェラの過去が
語られます・・・
では、本日も二人にレビューしてもらいます。
わわわ。スプラッタ~。女性も子供も
刻むわ。刻むわ。
百合(仮)はいかにも嫌いそうね。
こういうの。
まあ、好きじゃないわね。でも、生理
的に受け付けないという程でもないわよ。
それに今回は、メグちゃんとアンジェラちゃんの
ただならぬ関係が明らかになるのですもの!
ただならぬって・・・まあ、要するに
長いつきあいだったと言うことね。
・・・残念ながら、今のところそれ
だけね。「絆」という点では良いのだけれど、この
作品はすぐスプラッタアクションに走るから、
ウエットな雰囲気がすぐ血なまぐさくなる点が
残念ね。
この作品って、少年マンガにかなり
影響を受けていると思うな。漫画としてのテンポは
非常に良いけど、展開がおおざっぱなのよね。
良い意味でも悪い意味でも。
まあ、でも、わたくしとしては、メグ
ちゃん、アンジェラちゃんの血がつながっていない
と言うことが判っただけでも今回は意味があったと
思うわ。
では、評価。私は1点。漫画としての
スピード感は良いけど、こういう設定ならもっと
面白くできると思うから。
わたくしは3点。あと、もう少しと
いう感じ。化けてくれるかどうかは4巻で決まると
思うわ。
総評は
●●●○○★☆☆
ね。
このシリーズの感想はこちら。
●「断罪者 TETRAGRAMMATON LABYRINTH」1
●「断罪者 TETRAGRAMMATON LABYRINTH」2
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