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2006.11.22

「舞-乙HiME」9

最終巻・9巻(24~26話)の感想です。

8巻を鑑賞して、少し名残惜しくなったので「かしまし」
を先に・・・と思っていたのですが、結果的には、
9巻も連続して鑑賞した方が良かったようです。
展開がはやくて、観ていて流されてしまった印象なの
です・・・

では、最終回は二人がレビューします。

ヒューシア:「百合」ってはかないものね。アレサ
ちゃん・・・

アレサ:なによシンミリと。

ヒューシア:「百合」ってちょっとしたさじ加減で、
良く感じたり悪く感じたりするわ。
味つけが微妙なのね。そういう風に考えるとこの作品
の最後の展開は大味すぎた印象だわ。

アレサ:前作「舞-HiME」のラストの展開もそう
だけど、良くも悪くもはサンライズね。
ほら、ロボットアニメの最後の展開って、巨大な敵
出てきて、友軍が助け合って倒すじゃない。あの
セオリーなのね。

ヒューシア:ロボットアニメならそれでも良いけれど
この作品で扱っているのは女の子なのよ。
・・・ううん。違うわ。この作品を評して一概にロボ
ットと女の子を同列に扱っているとは言いきれない。
たしかにそうだけれど、似たような思想を感じるのは
わたくしだけかしら。

アレサ:「思想」なんて大げさなものじゃなく、
女の子キャラが多すぎるのよ。さらに
愛情、友情、同性愛、異世界、アクションいろいろな
要素を詰め込んでいるじゃない。それぞれの要素は
それなりに惹きつける力を持っているけれど、全てを
合わせると、雑然としたモノになるのよ。
単に設計の問題だと思うわ。要素が多すぎるから、
ああするほかなかったのよ。

ヒューシア:思想であれ、設計であれ、「百合」とし
てあまり美味しくなかったのは残念ね。
アレサちゃんのいう要素になるのでしょうけれど、
チエちゃんとアオイちゃんの関係や、ずっとナツキ
ちゃんを庇うそぶりが印象的だったシズルちゃんは
よかったのだけど、「要素」じゃ本気で喜べない
いうのが、わたくしの正直なところね。

アレサ:じゃあ、どうすれば「百合」として
良くなったと思う?

ヒューシア:やはりナツキちゃんとシズルちゃんね。
・・・こういうのはどうかしら。
ナツキちゃんとシズルちゃんは契約していないのよ。
シズルちゃんは「ダミージェム」みたいなアイテムで
そんなに強くないけれど、一人で戦えている。
話のところどころで、シズルちゃんはナツキちゃんに
契約しようと迫る描写を入れる。そして、最後の展開
で献身的に戦うシズルちゃんをみて、ナツキちゃんの
心が動かされ契約。
こうすれば、「舞-HiME」後日談を想起させるし、
シズルちゃんが序盤から強すぎるのも防げるし、トモエ
ちゃんに気が移った?というフェイクも効果的になるし、
最後は「百合」的にも素敵になったと思うわ。
まさに一石四鳥!わたくしって天才!

アレサ:まあ、ヒューシアの妄想提案はどうあれ、
今回の作品はスタッフが「百合」を
あまり考えていなかった
のは事実でしょうね。
それとも「お姉様」や女子校だけで「百合」好きが
喜ぶと思ったか・・・

ヒューシア:う~ん。それが本当なら、もうすぐ発売
されるOVAも厳しいかもしれないわね。
でも、わたくし予想だけで悲観的になるのは嫌いよ!
OVAに期待だわ!

アレサ:では総評。私は2点。まあ、アニメとしてそれ
なりに楽しめたかな。それなりにね。

ヒューシア:わたくしは3点。「百合」要素は良かった
のだけれど、それを進められないなら
3点以上は難しいわ。

総評:●●●○○★★☆

このシリーズの感想はこちら。
「舞-乙HiME」1
「舞-乙HiME」2
「舞-乙HiME」3
「舞-乙HiME」4
「舞-乙HiME」5
「舞-乙HiME」6
「舞-乙HiME」7
「舞-乙HiME」8

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