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2006.11.09

「XXくすくす」VOL.7(前編)

本日の感想は1998年の冬コミで発売されたOFFICE OUT
というサークルの同人誌。
短編小説と短編漫画で構成された170ページの本です。

前巻VOL.6はビアン系同人誌でありながら、テーマを
あえて「男」にするというチャレンジングなことを
やっていました。それが必ずしも成功していたとは
言い難かったのですが、今回のテーマは「幸せ」

これは期待せずにはいられませんね。

では、今回は二人に感想をまかせます。

「放課後のトレジャー・ハンター」斎木恵佳・作
高子と美琴は高校生で、お互い確かめ合った仲。
放課後、友達が手紙を無くし、みんなでそれを
探し回ります・・・

アレサ:私、この作品の話の焦点が判らなかった。
高子と美琴の仲の良い雰囲気は伝わって
きたけど。私はVOL.6に掲載された作品の方が好み。

ヒューシア:判ってないわね~。手紙を探している
途中で、高子と美琴が互いの関係を
確認するポイント
がいくつかあるの。そこがポイント
なのよ。それに、放課後のけだるくて、幸福な時間
を感じさせる描写が良いわね。

「帰去来」“ANG”冬野・作
漫画作品。澪と卓美はレズビアン関係。澪はちょっと
自傷癖がある。そんな二人の不安と、幸せな物語。

ヒューシア:うーん。自傷癖とか、お風呂で生理が
始まるとか、濃い演出ね。こういう
臭い
作品って「百合」作品としては敬遠されがち
だけれど、わたくしは良いと思うわ。

アレサ:一見文学的で固そうだけど、実は甘い
感じが良いと思うな。“ANG”冬野さん
の絵って格好いいなあ。

「桃色の巡り」藤間紫苑・作
一美とタエコはレズビアン関係。二人でジェンダー
や女性の社会問題を語ります!

ヒューシア:ううむ。編集者のコメントで「演説
小説」
という単語が出るけれど、まさ
にそういう作品ね。でも、最後はラブラブという
のは気に入ったわ!

アレサ:本当に珍しい作品ね。こういう作品が
つくれるのは同人作品の強み。
ただ、ちょっと背伸びをしている印象がするのよ。
論旨も安直だし。ただ、文章のテンポの良さは
悪くない。

「I Just Fall in LOVE!」芹那りせ・作
漫画作品。洋服屋の素敵な女性店長に恋をした
瞳子。彼女を支えようとする、親友の美季・・・

ヒューシア:少女漫画だわ~。絵もお話も。
ビアン系も悪くないけれど、わたくし
はこういう甘~い作品の方が好きだわ。でも、
肝心の美季に対する瞳子の気持ちが判らないまま、
この展開でいいのかしら?

アレサ:昔の少女漫画みたいな安直さね。
「百合」指向は悪くないけど、少ない
ページに収めようという意識を感じさせるのは
良くないと思う。

「DON'T WORRY, IT'S OK」Narihara Akira・作
ヴィタとジェニーは良好な関係だったのに、ヴィタ
がジェニーの身体を求めたばかりに、別れ別れに。
二人は仲直りできるの?という話。

ヒューシア:ストーリーは単純だけれど、海外小説
の翻訳のような文体
が様になっていて
格好いいのよ!しかもヴィタとジェニー、二人ともが
相手に未練を持ったまま別れ別れになるの!
ああ、切ないわ、狂おしいわ~!!

アレサ:確かに、格好いい文体よね。ただ、
ヴィタを拒絶した理由が、その直前に
男に言い寄られたというのは安直すぎるような。
その安直さをフォローする部分もあるけど・・・。
でも同人誌だからこれでもOKかな。

「あの場所へ行こう。」大原あやこ・作
漫画作品。彼女のいるあっこと、彼女と別れた
ともみ。二人の親友が夜景を見ながら語るお話。

ヒューシア:ともみはあっこにちょっと気がある
のよね。でも、見守ろうとするの。
う~ん。オトナの関係だわ~。絵の格好良さと
良い感じでマッチしていると思うわ。

アレサ:90年代以降のちょっと大人向け少女
漫画のような絵ね。プロのような
緻密さはないけど、ウケの良い絵だと思うわ。
オトナっぽくて格好いいけど、オトナっぽさを
喫煙で表現するなんて、逆にコドモっぽいと
思うのだけど。

・・・長くなったので、本日はここまでです(汗)

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