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2007.01.15

「ヤングガン・カルナバル そして少女は消えた」

深見真・著、徳間書店Edge・刊

ヤングガン(殺し屋)の少年と少女の戦いと青春を描く、
アクションバイオレンスノベル。シリーズ6作目

今回から新シリーズが始動。
前回までは豊平重工との戦いでしたが、新シリーズ
は豊平重工に力を貸していた鳳凰連合との戦いに
入ります。
塵八と弓華はある高校への潜入活動をすることに
なりますが、そこで待ち受ける運命とは?!
という展開です。

読後の第一印象は・・・今まで以上に凄惨な展開
ですね。免疫がない読者にはかなりツライかも
しれません。でも、「百合」的には一歩前進かも。

今回、前半は実に青春ものっぽいです。

塵八も弓華も潜入活動で別の高校に入学し
それぞれに青春するわけですが、その青さと、
危うさの塩梅が絶妙ですね。

そして最後はそれが(文字通り)大崩壊する。

かなり痛い展開ですが、ロケットの大爆発のような
悲しいけれど奇妙な美しさに映る展開だと思います。

また、深見氏の直近の作品「疾走する思春期の
パラベラム」
の感想で書いたような「軽さ」はあまり
感じずかといって重さばかりでもない、良いバランス
の文章になっていると思います。

展開はキツイですが、アクションバイオレンスノベル
としては今までで一番完成度が高いのではないで
しょうか。

「百合」としては弓華とカノコはすでにデキあがって
います(汗)

でも、弓華がかつて好きだった久遠玲がまだ危険に
さらされていて、弓華自身未練もあるようで、まだ
まだ判らない展開。

さらに弓華の同僚ヤングガンの白鷺桃子は玲に
ぞっこんだし、桃子の幼なじみにしてパートナー
の不破克美は桃子に気があるみたいだし・・・

な、なにこの五角関係!(全員女性キャラ)

さらに、鳳凰連合のトップがあの人ということが
明らかになり・・・次巻以降は間違いなく弓華が
クローズアップされる事になりそうだし、なんだか
スゴイ事になりそうです。

もちろん、痛い展開もあり得ますが・・・

では、総評です。

アレサ:私は2点。血なまぐさい展開ね。
エグイけど、この作品にみなぎる
パワーは再確認した。

ヒューシア:わたくしは3点。もービクビクしっぱ
なしだわ。後半弓華ちゃんの影が
薄かったけれど、次回は大活躍しそうね。
ああ、「百合」キャラに幸あれ!

総評:●●●○○★★☆

このシリーズの感想はこちら、
「ヤングガン・カルナバル」
「ヤングガン・カルナバル バウンド・トゥ・バイオレンス」
「ヤングガン・カルナバル 銃と恋人といま生きている実感」
「ヤングガン・カルナバル 天国で迷子」
「ヤングガン・カルナバル ドッグハウス」

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