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2007.01.09

「カーリー~二十一発の祝砲とプリンセスの休日~」

高殿円・著、ファミ通文庫・刊

近年最大の問題作。第2巻の感想です。

主人公・シャーロット達の通うオルガ女学院に
転校生がやってくる。それは本物のインドの
お姫様パティ。パティは権力でカーリーを侍女
に指名したものだから、シャーロットは激しく
ヤキモキするのだった。
・・・という感じのお話から展開します。

読後の第一印象は・・・2巻の興味はなんと
言っても、カーリーが男かどうか。2巻では
限りなく黒に近いと判明しました(汗)

それにしてもこの作品、なんて良い出来の
ライトノベルなのでしょうか!
こう言ってはなんだけど、ライトノベルにして
おくのがもったいない完成度だと思います。

この時代のインドの文化や世界情勢をよく研究
しているし、こまかいアイテムとかで、背景描写
の厚みをつける手腕はたいしたものだと思います。

また、400ページある作品なのに、文章のテンポ
が実に良い。アクションものなら判るのですが
ほとんど会話劇のこの作品でこのテンポとは、
驚かされます。

後半はシャーロットが国家の謀略に巻き込まれて
いく、という展開もオーソドックスながら、緊張感を
持って、とてもよく書けています。

このブログが「百合」メインでなければ、間違い
なく絶賛するところです。

で、その「百合」と見た場合ですが、188ページ
くらいからある程度謎解きがされます。

これによりカーリーが男である可能性は99%
まで高まったと思います。(前作では90%と書きま
したが)

でも、1%の可能性を暗示するもは以下の点に
あります。

・ほとんどばらされているのに、シャーロットは
最後までカーリーのことを「彼女」だと認識
している。
「リボンの騎士」展開の可能性

前者ですが、普通あそこまでばらされたら、
「彼」だと認識するでしょう。あえて性別問題を
引っ張るのはなぜか、この点につきます。

後者は、大どんでん返しとしての可能性です。
アムリーシュ(カーリーの真の名前?)が王家を
存続させるための王子だからこそ、この展開は
あり得るのではないかと思います。
(すなわち、本物のアムリーシュはもう死んでいる
という展開)
作品中、あえて粗野なカーリーの言動があった
りするのはフェイクではないかと・・・

もしそうだったら、私は後生までこの作品を
崇めます(汗)

と、いうことで、評価はまたしても「保留」
させて頂きます(汗)

3巻は4年後の話なので、カーリーの性別を隠す
のは出来なくなっているはずです。

というわけで、今度こそ店頭で判断します。

でも、この作品は本当に出来が良いので、カー
リーが男でも買ってしまうかも。

このシリーズの感想はこちら。
「カーリー~黄金の尖塔の国とあひると小公女~」

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