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2007.02.15

「ストロベリー・パニック」I

今月のリリースで最終巻が出るのを前に、鑑賞を
開始しました。

「アストラエアの丘」にある、3つの女学校を舞台
にした、リリカルストーリー?第一巻(1,2話)
感想です。

では、第一回目のレビューは二人が行います。

ヒューシア:さあ、いよいよこの作品の感想ね。
「百合」の新しい境地を拓く作品と
なるかしらね。アレサちゃん、どうだった?
第一印象は。

アレサ:途中編入の主人公。必要以上にスキン
シップしてくる同室生。妖しい雰囲気
のお姉様。女子校文化にカルチャーショック。
思った以上にオーソドックスね。ある意味「様式美」
とも言えそう。

ヒューシア:でも、この作品のコンセプトって、
『オトコノコにも判りやすい「百合」』
だと思うのよ。だから、あえて「百合」のオーソ
ドックスなところを固めているのは正解だと思うわ。

アレサ:まあ、そういう考え方もあるか。
でも、キャラクターデザインはだめね。
作画にお金がかけられないとあらかじめ判っていた
から、あえて動かしやすいアニメっぽいキャラデザ
にしたのだろうけど。ああいうキャラクターって、
崩れると下品になるじゃない。
実際2話とか崩れてたし。オーソドックスな
「百合」をやろうとするなら、下品っぽくなるのは
不味くない?

ヒューシア:う~ん。でも、少女漫画っぽい絵で
崩れたら、それこそ悲惨よ。
最近のアニメは後から良くなることも多いから、
安定するのを期待するしかないわね。
でも、脚本はさすがベテランの高屋敷さんじゃない?

アレサ:まあ、脚本は安定していると思うけど
静馬が3回も同じシチュエーションで
キスを失敗したり、あれ?というところもあった。
一度目は悲劇、二度目は喜劇って言うじゃない。

ヒューシア:三度目は吉本新喜劇ってやつね。

アレサ:・・・それは初耳。
要するに、さじ加減が悪いと思う。

ヒューシア:まあ、アニメの出来は1,2話だから
しょうがないのかもしれないわ。
「マリア様がみてる」だって、1,2話は厳しかったし。
まあ、今後の向上に期待ね。
ところで、1巻で一番インパクトのある映像と言った
ら、なんと言っても映像特典の「秘密ドールズ」
メイキング映像
ね!

アレサ:中の人たち、本当にキスしてたね。
風のうわさで聞いてはいたけど、実際
みると、衝撃的だわ。あれ。

ヒューシア:ああ、でもわたくし、あそこまで
やってくれたら嬉しいわ。演技とは
言え「百合」を、文字通り体現しているもの。
それに、これが「百合ップル」というムーブメントに
繋がっているのなら、間違いなくエポックな事だわ!
ああ、目の保養!!

アレサ:結局それか。じゃ、総評いくよ。
私は1点。まあ、様子見。

ヒューシア:わたくしは4点。わたくしも様子見した
かったけれど、この内容で4点未満は
付けられないわ。

総評:●●●●○★☆☆

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コメント

「オトコノコにもわかりやすい百合」!
そういうことだったんですね!?
うまいことおっしゃいますね。
ストパニが「正統派百合」というのはなにかの間違いだ、とはわたしは常々言っていて、とあるレズビアンの方もうなずいてらっしゃったけど(ちなみにこの方ゲームをやったそうだけど、キャラクターの態度がホステスっぽさと男の子が女の子の皮かぶってるみたいな感じがしてだいっ嫌いらしいですよ)。「様式美」でそういうことか!
いい事に気づかせてくださってありがとうございました。

コメントありがとうございます。

>「オトコノコにもわかりやすい百合」!

ヒューシアにはピンと来たようです(汗)

ただ、個人的には「オトコノコにもわかりやすい
百合」にも否定的な見解は持っていないのです。

「百合」はもっと広いジャンルになるのが望ましい
と思っていますし。
まだ2話観ただけなので、今後、印象が変わってくる
可能性もあると思いますし。

>ゲーム

そ、そうですか。ゲーム版は男性主人公が選べる
時点で不安はありましたが・・・
実は未プレイなので、ますます不安になったような。

この作品については、どうも評価がしづらいところがあり、
こちらのレビューを待っていました。

私自身が「ストパニ」を好きかどうかと聞かれれば、
間違いなく「好き」なのですが、
作品としての出来がどうかと言われると、
答えるのがなかなか難しいのです。

>「様式美」
果たして「美」にまで達しているかどうかは疑問とは言え、
様式ないし型の過剰を意識的にやっているのは確かで、
ちょっと話がずれますが、メインのカップル2組周りの
特に中盤からの話の展開については、
なんとなく80年代大映ドラマのノリを思い出します。
(キス寸止めの連続なんかも、これに属するのかも?)

その一方で、細かい描写やエピソードの積み重ねなども
しっかりやられている部分があって、なんとも掴みづらい。
セリフに頼り過ぎない心情描写なんかも、
結構いいと思いますしねぇ。うーむ。

>オトコノコにも判りやすい「百合」
確かに、百合には興味なかったけどこれは面白かった、
なんて感想が書かれているブログも、いくつか見ましたね。

>キャラデザ
個人的にはかなりツボだったので、
多少のキャラ崩れは我慢できてしまいました(笑)。

私自身もそうでしたが、感想ブログなどを見てまわっても、
話数が進むにつれ評価を上げている人が多い気がします。
(もちろん、ダメ出しをしているところも、かなりありましたが)
今後のレビューがどうなっていくか、楽しみです。

おまけ
>ゲーム
何と言うか、いわゆるハーレムゲームの主人公を、
女の子に変えただけのものですからね。
最初から主人公は理由もなしにモテモテで、
例えば、思いが募っていく過程の表現なんてものは、
カケラも存在しません。
そういったものなどを求める人には、我慢できないでしょう。
私は、アニメで不遇だったキャラにいい思いをさせるべく、
プレイしているだけなので、気にしませんが(笑)。

どもーへたれシューター改めリグルです。
ストパニ気になってたので今後のレビューも楽しみにしています。

コメントありがとうございます。

★Mark様

多角的なご意見、ありがとうございます。

私もまだ2話しか鑑賞していないのですが、
脚本・作画とも今後良くなりそうな予感はして
います。
「百合」作品をやろうと考えている時点で、
ある程度「百合」への理解度はあるはずです
ので。

>オトコノコにも判りやすい「百合」

実はもっと、明確な?表現を考えています(汗)
それは今後披露できるかもしれません(汗)

>ゲーム

や、やはりそうですか(汗)
美少女アドベンチャーゲームって、いまや
冒険しにくいメディアになってしまっている
でしょうね。

★リグル様

うう、ちょっとプレッシャーかも(汗)
偏ったレビューになったらすみません。

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