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2007.05.23

「ムシウタ 05.夢さまよう蛹」

岩井恭平・作、角川スニーカー文庫・刊

"虫憑き"という特殊能力を持った若者達と、彼らの
組織間の抗争と、彼らの野望を描く青春アクション
ノベル。シリーズ5作目

前巻で過去の記憶を取り戻した、主人公・大助の姉、
千晴。今回は、大助が"虫憑き"になった切っ掛けと
千晴の関係がメインに語られます。

読後の第一印象は・・・毎回読ませる作品ですね。
しかし、「百合」的には・・・哀しい出来事が・・・

それにしても、この作品はドラマチックな展開が
鼻につかないのが良いですよね。文体、話の展開
ともに説得力があるというか。

今回も決して読みやすい文章ではないのに、スルスル
と読めてしまいました。

で、「百合」的には・・・

前回は、野心家・茶深と、彼女の能力で下僕になって
いる綾や、千晴あたりの関係が「百合」的には入り
込む余地がありました。

今回は千晴がブラコン全開で、脱落(汗)

その代わり、綾は茶深の能力を知った上で、茶深に
協力していると発言し、「百合」度アップ!

しかし・・・喜んでいたのもつかの間、綾は・・・

うう。泣ける展開です。
この作品は、ある程度の重さを持ったキャラクターが
実にあっさり死んだり退場したりするので、ハラハラ
感があって良いのですが、「百合」要素アリのキャラ
だとガックリですよね・・・

これで、残りは茶深とコノハくらいか・・・
でもこの二人とも、妄想が入ればというレベルだし・・・

この作品の「百合」要素もここで打ち止めなのかな。

では、総評。

フューシア:わたくしは2点。ああ綾ちゃん、芯の
通った良い娘だったのに・・・(涙)

アレサ:私は2点。話としては続きが気になる
けど、やはり「百合」的にはこれ以上は
難しいかもね。7月から始まるアニメに期待。
でも、12話でこの作品が語り尽くせるかな・・・

総評:●●○○○★★☆

このシリーズの感想はこちら。
「ムシウタ 03.夢はばたく翼」
「ムシウタ 04.夢燃える楽園」

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コメント

>千晴がブラコン全開で、脱落
ブラコンというのは、所詮ブラコン(この作品の場合)であってそれ以上のブラコンでもそれ以下のブラコンではない(この作品の場合)だと、私は思っているのですが・・・・・口に合わなかったようですねo.....rz
精進します。

コメントありがとうございます。
★ONE様

「ムシウタ」はライトノベルとしては紛れもなく
良作なのですが、「百合」的にはあと一歩、いえ
半歩の前進が欲しかったです。個人的には。

でも、6巻では千晴と茶深が合流するエピソード
が描かれそうだし・・・やっぱりちょっと気に
なりますね・・・

>精進します。

いえいえ。ほんの少し好みが違うだけですよ。
またなにかあったら、是非教えてください!

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