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2007.05.07

「ひとひら」1

桐原いづみ・刊、双葉社・刊

緊張すると声が出なくなるほどあがり性の麦(♀)が
主人公。高校入学と同時に、期せずして演劇研究会に
入部してしまい、学内に存在するもう一つの演劇部との
確執に巻き込まれる・・・というお話。

読後の第一印象は・・・これは、珍しい「カレイド
スター」
タイプの「百合」?!

実は、この作品、雑誌で1,2話読んだだけで、あまり
内容を把握していませんでした。
「百合」要素があるということと、アニメ化された
ことで、やっと既刊の1~3巻を買ったわけです(汗)

読んでみて、ちょっと驚きました。実はコメディだと
思っていたのですが(汗)意外とまじめな演劇部もの
でした。

放課後に部活動をするという、雰囲気がとても良く
描けていますよね。なんだか懐かしささえ感じます。

また、シリアス過ぎないのも良いと思います。
このままシリアスに「某の仮面」かと思っていたら
「紅天女」とか言い出すし・・・(汗)

しかし、コメディ的な要素はあるものの、あくまで
キャラクター同士の関係や想いをしっとりと描いた
作品です。

「百合」的には、まずは麦と演劇研究会代表の野乃。

野乃はおっとりしているかと思いきや、芯が通って
いて、グイグイ引っ張る力と包容力も感じるし、
守ってあげたい気持ちにもなるという、非常に魅力的
なキャラクターになっています。

麦はそんな野乃に、淡い憧れのような感情を抱いて
いる雰囲気なのです。
さらに、演劇部の部長・美麗と野乃の関係も意味深
だし・・・

最初に「カレイドスター」と書きましたが、一つの
ことに熱い想いが交錯するとき、恋愛にも近い感情
が生じる・・・という点で似ていると思いました。
(麦はまだテンション低いキャラですが)

あと、当初、有力な男性キャラと思われた西田くん
がケン・ロビンスだし(汗)

「百合」というにはまだまだですが、「百合」の
花が咲きそうな潤いは備わった作品
だと思います。

では、総評。

フューシア:わたくしは2点。野乃ちゃんがと~って
も良いキャラなのよ~!「百合」だと
嬉しいわ~

アレサ:私は2点。いや、予想以上に漫画として
完成度が高い作品
だった。2巻以降を
読むのが楽しみ。でも、これを全うにアニメ化する
のは難しそう・・・

総評:●●○○○★★☆

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コメント

やっぱり、野乃はいいですよね。
アニメについては、現在評価保留中ですが、
先に原作の方を、ちゃんと買って読んじゃいましょうか。

コメントありがとうございます。
★Mark様

>野乃はいいですよね。

良いですよね!
「百合」要素ありなら、絶対にハマりそうな
キャラクターです。

>先に原作の方を、ちゃんと買って読んじゃいましょうか。

微妙ですね。こればっかりは・・・

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