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2007.05.13

「シムーン」5

異世界"大空陸"を舞台に、神に祈りを捧げるための
飛空挺"シムーン"に乗り、戦う少女たちの青春と
運命を描く、ファンタジーアニメ。
第5巻(12~14話)の感想です。

カイムとアルティ姉妹の関係を描く、12話
アーエルがネヴィリルの前で、アムリアを失う
原因になった翠玉のリマージョンの話をして、険悪
な関係になってしまう。13話
ワポーリフはドミヌーラにシムーンの解体を命令
するが・・・14話

では、本日は二人がレビューいたします。

アレサ:4巻はちょっとテンションが下がった
けど、また盛り返して来た印象。

フューシア:「百合」的にも赤○急上昇だわ!
まずは12話。アルティ(妹)はカイム
(姉)のことを本当に愛していたのね・・・でも、
カイムは敬虔な巫女だから、禁忌を犯した自分たち
が許せなかったのね。イタイお話だわ。

アレサ:そうだけど、普通、妹が姉を・・・
というのはリアリティないなあ。
たとえファンタジー世界であっても。

フューシア:そこはほら、戦時下じゃない。
何があっても不思議じゃないわ。

アレサ:それはそうなんだろうけど、もう少し
細かな動機付けが欲しかったな。
でも、好きなのに、あそこまで嫌われるという
切なさは「百合」的には良いよね。

フューシア:そして13話今までで一番「百合」
度高い
と思うわ。

アレサ:それには同意。アーエルとリモネの
お子様っぷりが、逆に本当に愛する
ことの重さを感じさせるね。

フューシア:13話のアーエルは、クリスタ・ウィン
スローエ
「制服の処女」を思い出さ
せたわ。
主人公・マヌエラちゃんが寄宿学校に入る前に、
上級生のエヴァちゃんを好きになるのだけれど、
同性が好きな自分を理解していなくて、ものすごく
苦い経験をするのよ。13話のアーエルちゃんを観て
いて、同じような痛い感覚になったわ。
でも、ああ、なんて甘い痛み

アレサ:フューシアが特殊なMということは
理解した。
14話はシムーン自体の謎に言及するお話ね。これも
なかなか引き込まれる演出で良かったと思う。
12,13話でキャラクターの愛憎とシムーンの反応の
相関を感じさせて14話でシムーン自体の謎に言及
する。なかなか巧い展開と思うな。

フューシア:シムーンって、結局、「百合」が好き
なのよ。

アレサ:うわ。さらっと核心かもしれない
ことを・・・(汗)
でも、フューシアの言うことが当たっていたら、
「シムーン」という作品は「百合」だったって
言えそう。

フューシア:もちろん「百合」よ!今後の展開にも
期待だわ!

アレサ:じゃ、総評。私は2点。盛り返して
きたけど、これくらいかな。でも、
なかなか楽しめた。

フューシア:わたくしは4点。「百合」度が高く
なってきたわ。やっぱり主人公
カップルが注目されないとね!

総評:●●●●○★★☆

このシリーズの感想はこちら。
「シムーン」1
「シムーン」2
「シムーン」3
「シムーン」4

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