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2007.05.15

「ストライクウィッチーズ 弐ノ巻 スオムスいらん子中隊恋する」

ヤマグチノボル・作、角川スニーカー文庫・刊です。

飛行脚を駆り、人類の敵・ネウロイと戦う少女たちを
描く、異世界ファンタジーバトルノベル。2巻目

今回は、ネウロイの攻勢が開始されます。苦戦する
乙女たち。しかし、主人公・智子は頑なに自らの
戦い方を変えようとしない。そこへ、智子の母国から
技師・糸川がやってくる。糸川に恋をした智子は・・・
というお話です。

読後の第一印象は・・・ナ、ナンデスカ、コレハ!
確かに「百合」度は高いですが、素直に喜べない
展開ではありますね・・・(汗)

さて、この作品にもう一人重要なキャラクターが
います。前作で戦績をあげ、智子に「抱いてもらう」
約束を取り付けたハルカです。

智子はヘテロだと自認しているから、ハルカは
こっぴどく振られるのですが、めげません(汗)
ブリーフィング中に智子にお触りしたり、ストー
キングしたり、やりたい放題(汗)

ついに、中隊を追い出され、自分の中隊を女の子
オンリーのハーレム状態
にしているアホネン大尉(♀)
の元へ・・・

まあ、なんというか、実にレズコメです(汗)
ハルカにしろ、アホネンにしろ、○○にしろ、フィ
ジカル
にモノにしようとする女性キャラばかりなの
です(汗)

いわゆる、カナメイズムですね。

でも、本家アニメ版「ストロベリーパニック」
フィジカルさより、なんだかなあです(汗)

でも、ハルカは意外と良いところもあって、アホネン
大尉のテクニック(汗)に流されそうになりながらも、
一途に智子の事を想うというのは悪くないですね。

そして、物語の後半で、嫉妬に狂ったハルカはとん
でもないことをしでかします。ハルカって、馬鹿ッ娘
だからこの展開はかなり切なかったです。

そして、智子は糸川とはじめての夜を迎える・・・

まあ、作者が「百合」を理解しているか、というと
はなはだ怪しいですが、ここまで女の子同士のラブ
コメというのも珍しいので、そういう貴重さの価値
あるのではないかと思いました。

では、総評。

フューシア:わたくしは4点。ハルカちゃんは良い娘
だけれど、もっと、女の子同士の距離感
を感じさせて欲しいわ。いきなりフルコンタクト
しようとするなんて・・・ねぇ。

アレサ:私は2点。異世界戦争物と、智子、ハルカ、
糸川の恋の行方という点では、整合が
あって、それなりに楽しめた。それに、糸川の正体
見抜けなかったから。

総評:●●●●○★★☆

このシリーズの感想はこちら。
「ストライクウィッチーズ スオムスいらん子中隊がんばる」
他メディアの作品の感想はこちら。
DVD「ストライクウィッチーズ」

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コメント

こんばんわ~、いつも楽しく拝見させていただいてます。

ちょいと思いついたので質問です。
竹本泉さんの「さくらの境」は読まれていないのでしょうか?
今のところ話題に出てきてないと思うのですが、読んだけどあれは百合ではないとか?

もし読んでおられないなら、個人的に好きな作品なのでぜひ読んでいただきたいです。
絵柄の好みもあると思いますが、目の保養にはなるかと思います~。

コメントありがとうございます。
★ひとつ様

>竹本泉さんの「さくらの境」

実は未読です。
「百合」という認識はあるのですが、気が付いた
時に見つけられなくて・・・

でも、近日中に入手したいです。

>絵柄の好みもあると思いますが、目の保養にはなるかと思います~。

実は同じ作家の「トランジスタにビーナス」は
買っていました(汗)
こちらは、目の保養ONLYの作品なので(汗)
「さくらの境」でどういう「百合」を読ませて
くれるのか、興味があります。

私は「さくらの境」2巻、3巻と読み進みました。
予想通りとはいえ、ほとんど話が進展しません(笑)。
さくらが、人前でのちゅーとかに抵抗なくなったくらい?
やっぱり竹本さんは、短編の方が光ってるなと思ったりも。

コメントありがとうございます。
★Mark様

>「さくらの境」
>予想通りとはいえ、ほとんど話が進展しません(笑)。

そ、そうですか・・・(汗)

私は「トランジスタにヴィーナス」くらいしか
知りませんが、そんなに「百合」好き!という
雰囲気はつかめませんでしたから・・・

でも、「トランジスタ」で味を占めて、「百合」
作品を続けているなら、見込みはあると思うの
ですよね。「百合」に興味があるということで
しょうし。

ということで、週末にはゲットしたいです。

情報、ありがとうございました!

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