「ことのはの巫女とことだまの魔女と」
藤枝雅・作、一迅社・Yuri-Hime COMICS・刊
旅路の魔女・レティと結界に閉じこめられた巫女・紬
の出会いと二人の運命を甘~く描く作品です。
本日は二人がレビュー致します。
ああ~。甘々!こういうベタベタっぷり
に憧れるわ~。アレサちゃんもわたくし
とベタベタしたくならない?!手をつないだり、抱き
ついたり~!
梅雨も真っ盛り。部屋が湿っぽくなって
いやよね。
ああ、またそんなボケを~
ところで。この作品って一般的な「百合」
作品としてはかなり異質よね。作者も
書いてるけど。
良いのよ!この作品・・・いえ、藤枝雅
先生の作品は!
確かに「百合」作品は心理描写や切なさが一番の読み
どころではあるけれど、そればっかりでは「百合」
というジャンル自体を衰退させるわ。
誰かがこういう新境地を開拓する必要があるのよ!
まあ、それも藤枝先生自身が書いている
けどね。
それがちょっと寂しいわ。
恐らく藤枝先生ご自身、ずいぶん葛藤が
あったと思うわ。「作者紹介」や「あとがき」では
それが伺えるもの。
わたくしが、基本的に「百合」に貴賤なし!だと思う
のよ。どんな作品であれ、作者が「百合」を理解し、
「百合」が好きで、その作品が「百合」だと思うの
なら、それの作品は「百合」なのよ。
それはそうだろうけど、「百合」という
ジャンルはもはや出来上がっているわけ
でしょ。ということはいろいろな人が読むよね。
その中で好き嫌いが分かれるのはどうしようもないの
かもね。
フューシアのように「百合」ならそれで良いという
人は、今後は少なくなるのじゃないかな。
うう。そうなのかしら・・・
さて、お話に戻るけど、魔女・レティと
巫女・紬のカップリングが何とも絵に
なるよね。間違いなく、作者はビジュアル面から入っ
ているよね。
そこが独自性なのよ。作者としての財産
だわ。
まあ、それは同意。
その見目麗しい二人が甘々のラブラブ
なのよ!ドラマCDも良かったわ~
レティちゃんが二人の未来を誓うのよ。うるる。
キャストは思ったほどイメージに近く
なかったような気もするけど・・・
では総評!わたくしは文句なく5点!
甘々でクラクラするようなお話だった
わ。ああ堪能だわ~
私は2・・・3点。作者も書いているよう
に、漫画としてはイマイチなのよね。
ビジュアルメインだからかもしれないけど、おおざっ
ぱな印象を受けるし、キャラクターも直情過ぎる感じ
だし・・・でも、これが藤枝世界だと思えるように
なってきた・・・気がする。だから満点。
総評:●●●●●★★★
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コメント
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気分がガサついた時に、よく読み返しています。
蜂蜜をたっぷり入れた紅茶のようで、
甘すぎるくらいですけど、癒されます。
ジャンルと作品との関係をどう考えるかは、
難しい問題ですね。
ただ私は昔、別の趣味で不毛な経験をしているので、
フューシア的な考えを支持したいです。
>キャストは思ったほどイメージに近くなかった
個人的には違和感なかったですが、
ぴったりという気もしなかったですね。
紬は、もっと幼い感じの声の方が良かったかな。
でも、能登さんなのでOK(笑)。
藤枝さんと言えば、少し前に入手した、
同人誌「すとぱにのほん」も面白かったです。
やっぱり報われないキャラがお気に入りのようで、
ますます親近感持ってしまいますね。
投稿: Mark | 2007.06.25 19:50
コメントありがとうございます。
★Mark様
>フューシア的な考えを支持したいです。
実は、私も最近はそうです。
>ただ私は昔、別の趣味で不毛な経験をしているので、
これも同じです(汗)
「百合」好きは誰でも通る道なのかもしれませんね(汗)
>個人的には違和感なかったですが、
あのお二人ですから、期待が大きすぎたのかもしれ
ませんね(汗)
>同人誌「すとぱにのほん」も面白かったです。
実は買っています(汗)
やはり自称・他称「百合」好き作家は違います。
素地が私たちに近いですから(汗)
投稿: 虚人ねこ | 2007.06.26 00:31