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2007.06.01

「オイレンシュピーゲル」壱

冲方丁・著、スニーカー文庫・刊

未来のドイツ・ウィーン(ミリオポリス)。四肢を
機械化された三人の少女たち(涼月、陽炎、夕霧)が、
凶悪テロリストと戦うアクションバイオレンスノベル
です。

読後の第一印象は・・・う~む。かなり好き嫌いが
分かれそうな作品です。「百合」要素もあるには
ありますが、微妙です・・・

本作は実にアクションバイオレンスです。

スピード感を信条としているような文体は、慣れない
とわかりにくい印象や雑な印象を持ってしまいそう
です。

あと、涼月たち3人とも非常に暗い過去を持っている
のと、やたらと手足が壊れたり切れたりする展開は、
なんというか、実に狙っている感じがして、ちょっと
引くかもしれませんね(汗)

ただ、お話はそれほど暗い印象はなく、どちらかと
いうとB級映画のような明るさはあります。
(ただ、この点も人を選びますが)

で、肝心な「百合」としては・・・三人娘のうち、
陽炎が夕霧のことを好きらしいのです。

ただし・・・陽炎は男好きそうなキャラで「百合」
という雰囲気を作品中から感じることはできません
でした。

まあ、男好きというのは、利用するためだけらしい
ので、妄想は可能なのですが・・・私にはそこまで
のパワーは引き出せませんでした(汗)

ただ、ライトノベルとしてはスタイリッシュな雰囲
気もするし、未来のヨーロッパのきな臭い感じも
ノベルとしては悪くないし、三人娘の名前は文化保存
のためで、本当は日本人ではないとか、そういう
設定は面白いと思いましたが・・・

では総評。

フューシア:わたくしは1点。途中、あ、これは
「百合」だわ!と思うところもあった
のだけれど・・・思い違いだったわ・・・

アレサ:私は1点。やはり狙いすぎだと思う。
こういうのが好きな人は大勢いそう
だけど、私はちょっと・・・

総評:●○○○○★☆☆

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